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子供も親も楽しめる休暇を。GWのブルーオーシャン戦略

歴史的な円安・ドル高で迎えた2024年のゴールデンウイーク(GW)。みなさんはどう過ごされたでしょうか?

観光地は混んでいるし、1歳の娘は長距離移動でギャン泣きしてしまうお年頃。今回は2児のワーママが、限りある時間でGWなどの大型連休を楽しく過ごすアイディアをご紹介します。

長期休暇は誰のため?

私は、2人の幼い子どもを育てながらスタートアップ業界で働くワーキングマザーです。夫はスタートアップ経営者。二人とも、日々の仕事と子育てで精一杯のため、大型連休のプランニングをする時間はなかなかありません。

しかし、保育園が休みのため、4歳の息子にとっては10連休となる2024年のGW期間。せっかくの大型連休なら、子どもと一緒にリフレッシュしたい。
そう、言いながらふと気づいたのです。「子ども以上に、親の私がリフレッシュしたい」と。

1歳の子どもの夜泣き対応が続いていることもあってか、私の中ではっきりと日常の家から離れて、「休暇を楽しみたい」という想いが鮮明になりました。そのため、「GWはどこかに行こう」そう決意しました。

休暇ブルーオーシャン戦略


大型連休の楽しみ方として、私が大切にしている考え方は3つあります。

1つ目は先行者優位!
「混む前に、家族向け宿を押さえる」


子どもが生まれるまで知らなかったのですが、旅行業界では「子育て世帯向け宿」のカテゴリーがあり、その数は年々増えているようです。

一方で、プールやアスレチックが付いている宿の予約はとても人気で、予約開始とともに埋まってしまうケースも多くあります。
私は子育て4年目に入り、子ども向け宿の競争倍率の高さに毎回打ちのめされていました。仕事もしているので、宿の予約にまで気が回らない。

そう思ってある秘策に出ることにしました。それはGoogleカレンダーのアラート機能で、予約開始の半年前に予約をするということです。

1月:半年先の「GW」や「夏休み」の宿を予約
7月:半年先の「年末年始」の宿を予約

それぞれ半年先の宿を予約するため、申込まで完了している場合は、ほぼ確実に希望する大部屋を押さえることができます。大部屋を押さえられれば、友達や親族も参加でき、全体的に宿泊代も安くすむのです。

とはいえ、半年も先の予定。急に都合がつかなくなる場合もあるでしょう。そんなときのために、予約時のキャンセルポリシーや期限を確認し、事前に自身のGoogleカレンダーに入れておきます。そうすることで、キャンセルを忘れていた〜!といううっかりも防げます。

2つ目は「混む場所に行かない」

大型連休の過ごし方として、大切にしている考え方の2つ目は「混む場所に行かない」です。

4歳と1歳の子どもは、「待つ」事ができる年齢ではありません。
車や電車での移動も20分以上経つと
「つまらない〜」「飽きた〜」
と言って暴れ始めます。

こうなると、子どものエネルギーを制する親までも疲弊します。GWという家族で過ごす時間をできるだけ楽しみたいと思った場合、子どもも親も疲弊する時間は少なくしたい。その思いから、都内や横浜、観光地などにはできるだけ近づかないようにします。

私は今、神奈川県に住んでいます。今年は、自宅近くにあるポートマーケットや、美術館ですら、車の渋滞ができていました。あまりにも渋滞が長いため、運転席で朝ご飯だけでなく、昼ご飯を食べている人の姿も。これを見て、改めて「大型連休は人混みに行くべからず」と誓ったのです。

3つ目は「日常で、非日常の体験をする」


では、どのようにリフレッシュするのか?という疑問がわくかもしれません。その答えは、「日常で、非日常の体験を味わう」ために工夫をすることです。

たとえば、ポップコーンの材料をスーパーで購入し、家で映画館ごっこをしてみる。屋台に出ているチョコバナナを家で作ってみる。公園に水彩絵の具セットを持って行き、汚れを気にせず青空の下でお絵かきしてみる。予算1,000円でゲームセンターで豪遊するなど。

これらは私が一から考えたのではなく、すべてInstagramやパパママブログ等に掲載されていたものです(感謝)。

その中から、息子たちが楽しめそうな遊びをピックアップして、「やってみよ〜っ」という掛け声のもと、朝7時から夕方5時まで体力が続く限りやってみることにしました。

実際にやってみたこと中には、子どもたちの興味や発達段階が合わなかった遊びもありました。せっかく準備したのに…空回りやな。そう思う場面もありましたが、投資した時間も予算も、親の子育てレベルを上げるための経験値につながったと思うようにしています。

そして、意外だったのは「子育て世帯向けの宿に行くよりも、日常の中でいつもと違う遊びをするほうが、子どもたちは安心して楽しんでいる」。そんな気付きを得ました。

「身近な楽しみ」を子供に教えてもらう

GWなどの大型連休は遠くに行きリフレッシュしたい。独身時代はそんなふうに考えて、身軽に遠征していました。

そして、当時の名残からか、今でもGWは子育て向けの施設や宿に遠出したいという欲求が湧いてきます。しかし、今年のゴールデンウィークを振り返ると、子どもがとても楽しそうにしていた瞬間は、大きなたんぽぽを見つけたときや、チョコバナナを家で作ってみんなで食べたときでした。

「子どもとリフレッシュしたい」。この欲求は、あくまでも親優先の感情。子どもは家や近所の公園で、親や友達との日常に十分楽しみを見いだせる。大型連休は、近場でずっと子どもと過ごすからこそ、「いつもの日常を楽しむ」方法を子どもたちから教えてもらえる時間でもあると思いました。

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