最近、上海へ行ってきました。おそらく約10年ぶりの訪問でしたが、昨年末に訪れた深圳と同様、かつての中国とはまるで違う印象を受けました。経済が発展し、人々の気持ちにも余裕が生まれ、サービスの質が向上している。空港、レストラン、ホテル、どこに行っても昔より対応が良くなっており、洗練された雰囲気を感じました。特に商業施設の規模やゴージャスさは、日本を上回るレベルに達していると実感しました。

最近の統計によると、2060年代には日本が経済大国トップ10から脱落すると言う話も聞いたことがあります。かつては日本語だけ話せれば十分だった時代もありましたが、これからの時代、日本語だけでは通用しなくなる。中国語や英語を使いこなすことが、ますます重要になっていくでしょう。

私が経営するオーマイグラスも、ついに海外出店を計画しています。国内だけでなく、世界を相手に商売をする時代になったと改めて実感しました。必ずやり切り、「日本のオーマイグラス」から、「アジア、世界のオーマイグラス」へと進化させていきます。

“繋がり”を大切にすることの価値。

今日のトピックになりますが、私は、人との繋がりが人生を豊かにすると確信しています。サラリーマン時代の上司とは、15年以上経った今でも食事に行き、交流を続けています。仕事上のメリットを考えているわけではなく、純粋にそれが人生において重要だからです。

オーマイグラスを卒業した社員とも繋がりを持ち続けています。中学、高校、大学、留学時代、趣味、サラリーマン時代、そしてオーマイグラスの過去の仲間。すべてのコミュニティで築いた関係は、今も私の財産です。

繋がりの価値は、今すぐに感じられないかもしれない。けれど、人との信頼関係は長い時間をかけて築くものです。10年後に「やっぱり大事にしておけばよかった」と思っても、その時間は取り戻せません。

特に、影響力を持つ立場にいる人ほど、良い影響を与える責任があります。周りの人との信頼関係を大切にすることで、自分自身の人生もより充実したものになる。

「〇〇さんのおかげで成長できた」「仕事が楽しかった」そう思われることが、自分自身の人生を価値あるものにしてくれる。

例えば、あなたがもし東京から関西に異動したとき、かつての同僚が旅行で関西を訪れ、「久しぶりに会いましょう」と連絡をくれる。そうした関係の積み重ねが、仕事を超えて人生そのものを豊かにしていく。

もちろん、給料が上がること、キャリアを積むことも大事です。でも、お金やキャリアだけでは本当の意味での豊かさにはならない。それだけを追い求めれば、最終的には孤独を感じることになるでしょう。

自分のやったことが報われる、感謝される、仲間とともに歩む。 それが、何よりも人生を価値あるものにしてくれる。

自分の場合は、オーマイグラスを通じて、多くの人と良い関係を築き、互いに成長できる環境を作り続けていきたいと考えています。

これからも、より良い職場環境、より良い人間関係を築きながら、まわりに好影響を与えつつも自らも成長していければと思っています。