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マイナンバー・カードに学ぶ、各企業のオンライン手続き問題

多くの企業にもマイナンバー・カードがある

 一般的に、人は、他人の間違いや、他人の至らないことを発見するのが得意である。それゆえに、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉が存在して、今も使われているのであろう。

 ここで話したい、「人の振り」は、10万円給付金で注目をされている「マイナンバー・カード」であり、「我が振り」とは、多くの企業に存在するオフィスの入館証(社員カード)である。

 みなさんは、今回の10万円給付金の支給の手続きで、マイナンバー・カードの「良し悪し」について、さまざま考えただろう。しかし、この問題は多くの企業にも存在している。多くの企業のマイナンバー・カードとは、会社のオフィスに入るときにかざす入館証(社員カード)である。このカード、オフィスに入る以外にも、活用範囲はあるのに、きちんと使えているだろうか。このことは、実はマイナンバー・カードと、同じ問題なのである。

パソコンのログインは顔認証、ビルの入館は入館証の矛盾

 マイナンバー・カードの普及が低い理由に、その活用のメリットが不明確なことがあった。強制的には発行されてもいない。

 一方、企業の入館証(社員カード)は、強制発行である。しかし、このカードも有効活用されているかというと、マイナンバー・カードと同じようなことが起きている。

 マイナンバー・カードでは、今回の10万円給付金の支給手続きには使えているが、すべての住民の行政手続きが、マイナンバー・カードで行えるわけではない。窓口に行くものが多いし、マイナンバー・カードを使わない手続きの方が多いだろう。

 企業でも同じことが起きている。朝、オフィスのビルに入るのには、入館証を使うが、パソコンのログインは、顔認証やパスワード入力、と別な方式ではないだろうか?そして、面白いのが、パソコンから印刷ボタンを押して、複合機にまた入館証をかざす。

 これは、まさに今回、皆さんがマイナンバー・カードに感じた大きな課題と同じなのである。

会社の中の手続きのデジタル化

 会社の業務が、多くの場合パソコンから行えるようになり、書類は減っただろう。しかし、実際に手続きがデジタル化されただろうか。「ハンコ」の代わりに「入館証(社員カード)」で承認の手続きをする。入館証をパソコンにかざしたら、提出書類の従業員入力欄に決まった情報が最初から入力される。そんなことも可能だったのに、多くの企業では実行されていない。

 会社の中のマイナンバー・カード、つまり入館証(社員カード)をきちんと使えば、業務はもっと改善され、もっとリモートワークが可能になるはずだ。まさに、「人の振り見て我が振り直せ」を、今後の新しいコロナの流行の波が来る前に、取り組むことも、企業活動の継続性には重要なのではないだろうか。


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1992年花王入社、デジタル・マーケティングを牽引。以後、コンサルタントとしてマーケティングのデジタル化を支援。ビジネスブレークスルー大学講師、東京大学大学院数理科学研究科客員教授、事業構想大学院大学客員教授 マーケティングサイエンスラボ(mslabo.org)所長

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