
イベント「アートとイノベーション、気づくチカラをみがく」COMEMO by NIKKEI
今日も理解の整理にグラレコが欠かせない…
COMEMO by NIKKEIさんのイベント
「アート思考×ビジネス アートとイノベーション、気づくチカラをみがく」
「アート思考×ビジネス」のシリーズ第3弾。
登壇者は
国際的メディアアーティストの藤幡正樹さん、
テクノロジー×ビジネス×クリエイティブをつなぐ”ポリネーター”である
西村真里子さん、
建築士·アート研究者から大企業新規事業を経て起業家として活躍する
若宮和男さん。
アート思考×ビジネス このイベント3回を通じての共通の視点
「ビジネスにアート思考を」
ビジネスは2000年頃までずっとロジカル思考で考えられてきた。
それが2010年になってロジックではなく、デザインなんじゃない?ってなり、2015年デザインっていうか、アート思考なんだよ・・・という推移で移行してきて今が2019年。
もちろん、いまだにロジカル思考でビジネスをやってるところだってたくさんあるし、それが時代遅れって訳でも悪い訳でもない。わたしはまず、ロジカルがなければビジネスはできないと思っている。
最初は何言ってんだか全くわからなかったこのイベントは難しすぎて1回目の参加レポートが書けなかった。
その場にいる人達はみんな本当に理解してるのか?と自分の理解力のなさ、ちんぷんかんぷんさを疑った。
今考えれば、この「ちんぷんかんぷん」が「気づき」だったわけだ。
人間は環境に慣れる生き物で、そんなちんぷんかんぷんな理解しかできなかったのにシリーズ第2回目を参加者の熱いレポートで読んだだけで参加した気分になり意気込み十分で参加したシリーズ3回目。
このような場で使われやすい単語も耳慣れてきた。
場所にいるアートな人たちとビジネスな人たちの熱気にも慣れた。
テーマは「気づきのチカラ」
アートって何だ?
明治維新で西洋化が一気に進んだ日本では、アートもヨーロッパ中心主義であり今だに引きずっている。
そんな日本の中で「アート思考」って言うと「ヨーロッパを追うのか?」という問いにぶつかる。
歴史背景も当然文化も思考も全く違うヨーロッパで発生した思考をそのまま日本に持ってこれるわけがない。
アートはユニークであり独創的、マイノリティなのだ。
ユニーク、独創的っていうのは自分の足下を掘るしかない。
足下を掘る作業は孤独だ。
誰もわかってくれない、それでも掘りつづけるのだ。
日本では明治からヨーロッパというモデルを持ち、
ある意味正解だと思われるものを持ったために孤独に足下を掘る作業をしてこなかった。
なぜ図書館が作られたのか、美術館があるのか、日本での答えは
「ヨーロッパにあったから」なのだ。
本来、ヨーロッパでは過去を学び、対象を比較する方法を学ぶために図書館が作られた。
アートを見て「わからない」ことを学ぶために美術館が作られた。
日本では過去を知っていることもアートの数々を見ることも「教養」なのだ。
アートは変容する
わかりやすいアートの変遷はこうだ。
壁画が宗教画になり、見たものを見たままに描くようになり、印象派が誕生し、キュビズムへと変化していくように「主体」や「主題」が変化しているのに人々はそれをアートと呼び続けている。
アートは変わり続けている。
ものすごくわかりやすく言うと、マルセル・デュシャンの「泉」のようにアート=美術、「美がいい」ってことではなくなっているのだ。
自分たちの価値軸を変えてしまう。
アートの概念は変容しつづけ、自分の枠組みを超えるもの、枠組みを変えるものなのだ。
イノベーションとアート アート思考のワークショップ
西村真里子さんのワークショップ
「Art Thinking Improbable Workshop」
ロジカル思考の日本のビジネスマン達がきっとコテンパンにやられてるイメージしか沸かないけど、これまで言語を使って表現してきた人達に身近にあるものを使ってアウトプットするものすごいワークショップ。
借り物の価値観をはぎ取っていく、自分自身でどうすれば「個」に立ち返ることができるかを探る。
もうすでにアート思考×ビジネスは進んでいる。
じゃあどうする?
アートの概念にも、その変容にもアート思考×ビジネスの可能性にも触れた。
「アート思考×ビジネス」の3回のイベント参加は自分の思考を根底から変える、というよりわたしにとっては思い出す作業だった。
わたしはもともとアート思考だったんだ。
正解のある問いを与えられて圧倒的多数が正しいと思っている答えを見いだすことの得意な伝統的日本の教育を身につけているので、つい、「正解」とか「答え」とか見いだしたくなるけど今回はそれはやめる。すぐに「じゃあどうする?」って考える癖がある。
若宮さんがイベントの最後に言っていたこと。
「気づき」がテーマなので何かに気がついて何かを得ようとしているかも知れないけど、「気がつかないことに気づく」ことが今日の本来のテーマだったのだ。
なんだか結局わからないまとめになったけど、それでいいのだ。
第4回があることを密かに願っている。
COMEMO by NIKKEIさんのイベントはいつも期待値をはるかに上回る。
次はこれに参加する予定です。
今回参加したアート思考のシリーズとはまた違う。
今回がそうだったように知らないことを知る、忘れていたものを取り戻すチャンス。
*これは昨夜興奮冷めやらずアップしたもののリライトです。
−−−−Katyはこんな人----このnoteはこんなことやってる人が書いてます。
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