失敗を恐れるな。たまに失敗するぐらいがよい。
今日は失敗について話そうと思う。挑戦すれば時に失敗するし、失敗も学びに変えていけば、成長の原動力になっていく。成長にはむしろ適度な失敗は必要だ。
失敗についての考え方で自分の座右の銘みたいになっている言葉がある。
スタンフォード大学のビジネススクールに留学していた時に幾度となく耳にした言葉だ。
「最近あなたは失敗して恥ずかしい思いをしましたか?もしそうでないならリスクの取り方が足りません。」
失敗していない、ということは、成功しているわけではなく、むしろリスクの取り方が足りない、という考えだ。
スタンフォード留学中に授業をとっていた米国の著名な投資会社であるベンチマークキャピタル創業者のアンディラクリフ氏の話が特に興味深かった。
「あまりにも成功確率が高すぎて、ベンチマークキャピタル内で逆に問題になったんだ。俺たちは適切なリスクをとってないんじゃないかって。」
自分でいうと、仕事、趣味に関わらず、日々の生活で、新しいことに挑戦することを意識している。新しいことに挑戦するわけなので、よく失敗する。趣味で言うと、ここ数年は、極真空手とワインのブラインドテイスティングに個人的に取り組んでいるのだが、趣味で大事なことは負けること、失敗すること、だと思っている部分もあって、仕事に比べて比較的リスクの少ない趣味で負けや失敗を重ねることで、大事な本業で勝てる運気もあがるし、趣味と本業の仕事は本質のところで繋がっているところもあるので、趣味の負けや失敗で教訓を得て、本業の仕事に活かすこともできる。ちなみに、趣味を選ぶときは苦手だけど、地道にやれば結果が少しずつ出る、という修行になるような趣味を選ぶようにしている。そのほうが長い間、趣味として楽しめるのもよい。
仕事でも趣味でも、ちょっとうまくいくと、その地位を固めたくなるのが人間の性かもしれない。自分の場合、高校、大学と体育会ゴルフ部で真剣にゴルフに取り組んでいたこともあり、社会人になってからもゴルフに集中していれば、若手社会人時代から週末は「ゴルフうまいですね」、とちやほやされ続けることができて、承認欲求も満たすこともできたわけだけど、社会人になってすっぱりやめてしまった。承認欲求を満たされて気持ちよくなるのはいいかもしれないが、続けることで、学べることは少ないな、と感じたからだ(そもそも趣味なわけだから、学びを求めるのもおかしな話なのかもしれないが、、、)。
これは私見だけど、肉体的に鍛えたり、美容に精を出したりして、外見的な若返り、アンチエイジングは頑張れば、達成できると思うしそれはそれでもちろん健康的で重要なんだけど、真の若さの源泉は、考え方なんじゃないかとも思う。20代でも新しいものをすぐ否定してしまうような凝り固まった考え方の人はいるし、70代でも20代のように柔軟な考え方ができる人はいる。その考え方、脳の若さを保つのはやはり、常に新しいことに挑戦し続けることではないだろうか。
30代、40代と人生の半分にも達していない中で、どや顔で成功面してても、それは、大したチャレンジをしてないからで誇るものではないとも言えるのではないだろうか。
人生100年時代、適度なリスクをとりつつ、どんどん挑戦し続けていきたいと思う。
以下は、この文章を書くにあたって気になった記事。