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【ご意見まとめ】AI時代に、幸せな生き方はどう変わるか?<幸せの多様性に向けて>


日経新聞本紙との連動企画で、AI時代の幸せについてご意見を募集しました。

コメントやnoteのポストで沢山のご意見をいただきました。まことにありがとうございました。下記のように佐々木望様、YAMAGONIA様、いごはち@学びの実践家様、Katy様、yotsu様、サーシュ様、他(見逃しているものがありましたらごめんなさい)から貴重なまとめやレポートがいただけました。

面白いのは、このレポートを見ていても、それぞれの方々が、注目し、刺激を受けたところがそれぞれ異なることです。とても多様です。実は、このドミニク・チェンさんとの議論でも大変重要になったポイントが、「幸せの多様性」なのです。

例えば、欧米と日本の幸せは同じなのでしょうか。同じ日本の中でも、人により幸せの捉え方は百人百様です。ましてや、文化や歴史や宗教の異なる世界においては、幸せに関する多様性はさらに拡がります。

しかし、本当に大事なのは、そこからです。この違いを、白と黒は違う、西と東は異なる、という形で、困難としてとらえるべきではありません。むしろ、違いを認め、だからこそ、我々には無限の可能性がある、と考えたいのです。この二項対立を超えた議論がしたいのです。

多様性という現実をありのままに認めることが科学の本質です。だから科学ではデータを大事にします。科学とは、いかにして現実の多様性が生まれるかを理解する手段です。だから幸せも科学的に理解したいのです。幸せの多様性の本質を理解したいからです。例えば、ダーウィンの進化論は、この地球の多様な生物の本質を理解し、その多様性を生み出すメカニズムへの尊敬に満ちた理論です。決して、それを単純化したり、標準化しようなどとは考えません。

AI時代だからこそ、今回のような機会を繰り返すことで、幸せを考え続けることが大事だと思います。幸せについて考え、議論することは、我々が持つ無限の多様性と未来の無限の可能性を見出す道だからです。


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