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Z世代とは何者なのか?

未来の消費の中心になるZ世代。Z世代の特徴についてまことしやかに語られるが果たしてそれは本当なのか。そんな疑問をZ世代の企画屋として事業をされている今瀧さんに教えてもらう機会がありましたので、これまでの自分なりの解釈も含め私なりに気づいたポイントをまとめてみました。

Z世代は何者なのか?は愚問かもしれない

最初から題名を否定する事になりますがw
●●世代の特徴を括ることが自体が難しいと日頃から考えおります。

商売をしていると、実際の商売現場のお客さんは一人一人特徴が違うので、●●世代なので▲▲という一般論はなかなか効果を成さない場合が多いなと感じます。この一般論的な特徴を、個別具体の自分の商売に落とし込むことがとても難しいのです。

そんな中で本noteのZ世代に関して気づきは、僕の私見なので、「へぇーそんな風に考えているのね」くらいに捉えてもらえると嬉しいですし、ここから個別具体の商売に応用が利くものも、利かないものもあると思います。
そんな前提ですが、今瀧さんにお聞きしたお話、日頃から接しているZ世代の方々、世の中で言われているZ世代の特徴を私なりに解釈したものです。

表題にもどると、世代で括ってそれを鵜呑みする事は愚問かもしれないですが、それでも、大まかな世代の特徴を捉え、知ろうとする事、興味を持つ事はとても大事だと思います。何事も興味をもって仮説を立てるヒントがないと進まないからです。本noteもその時のインプットリソースの一つとして少しでもお役立てれば嬉しいなと思っています。

以下はブランド側として知っておくと良いなと思ったZ世代に関する気づきをまとめます。

気づき①中高生から社会人までいる

Z世代とは1990年台後半~2010年生まれの方々を指します。
現在の年齢でいうと、中高生から社会人(25歳くらい)までいるのです。

おわかりの通り、特に商売において、その消費行動を一括りに捉える事はできません

この幅だと価値観も金銭感覚も社会感覚も違い過ぎると思いますし、例えば学生と社会人と分けてみても、消費行動は違ってくると思います。

少し余談ですが、僕の好きな言葉で「分ける事でわかる」でいう言葉があります。やはり何事もざくっと理解せずに、細分化したり、具体化してみてその違いや詳細がわかるという事例だなと感じました。

ブランド側はZ世代と一括りにせず、具体的にどの層なのか意識しないといけませんね。

気づき②全ての基点はSNSのSNSネイティブ

Z世代はSNSネイティブであり、全てはSNS基点で情報に触れたり、コミュニケーションをしていることは認識しないといけないなと思いました。

上の世代と比べて、情報の非対称性が限り無く少ないため、情報の波に埋もれているようで、隣の芝生が青く見えすぎるため、自己肯定感が少し低い傾向にあるという事。そして、その反動で自分らしさの追求がある一定行動原理にあるようでした。

また、すでに手元にスマホがあるため、上の世代では考えられないほど全てのことをスマホを通じて行うことはブランド側が押さえるべき、知っておきたい傾向です。

気づき③分散しているが、上の世代と共通点もたくさんある

Z世代の特徴が語られるとき、ある一つの極端な違いに関して語れる事も多いですが、実はどの世代でも極端な価値観を持っている集団はいるはずです。

情報非対称性があり、メディアや権力への情報が集中していた時代には、情報の流れが画一的であったのですが、SNSが発達しているZ世代は、情報の非対称性が少なく、そのため、価値観や動きが分散している傾向があるみたいです。

今瀧さんの言葉を借りれば、
「Z世代以前は、魚で言うと魚群で動いているので、網で一気にすくえたが、Z世代は金魚すくいのイメージで、1匹1匹が分散傾向にある」とのこと。

つまりは、自分らしさを追求し、個々人の価値観が多様な世代であるため、ある箇所を捉えると“極端”であるが、決してそれがマジョリティーで画一的な価値観ではないかもしれないと、十分に注意しないといけません。

別の見方をすると、実はZ世代にも上の世代と共通点をもっている集団もたくさんいるということです。例えばZ世代にも「ラジオが好きな層」や「推し活している層」がたくさんいるなど、上の世代と共通点を探せば、たくさんあります。

言われてみると確かに!という納得感がありますが、ざくっとZ世代を眺めていると、ある分散した層の特異点にばかり目をとらわれて、実は見落としがちな観点だと思いました。

気づき④コミュニケーションの導線が大事

SNS基点でコミュニケーションをするZ世代には、従来マーケティングで言われてきた「ブランド→(ターゲット)ユーザー」というコミュニケーションの導線だけでは繋がれないと言う点が面白いなと感じました。

上記③の分散しているという点もふまえると、ざくっと捉えたターゲット像に対して、ブランド側からの単線的なコミュニケーションだけでは、なかなか伝えたり、ファンを得るのが難しいという事が考えられます。

ではどうするか。
SNSを基点にして世代なので、ユーザーとユーザーが繋がっています。
このでユーザー同士のコミュニケーションの導線を意識できるかが大事であると思います。

簡単な例で言うと、SNS上での口コミです。
SNSを通して(少なくとも僕の)想像以上に繋がり、頻度高くコミュニケーションをしている世代であるため、SNS上で同じ事に興味関心をもっている層同士のコミュニケーション導線をいかに作り出すかをブランド側は思考し用意する必要があります

気づき⑤情報検索能力が高いので、自己解釈の余白は有効

SNSネイティブであるZ世代は、物心がついたときから情報を調べる習慣があり、その調べる能力が高い傾向があります。

そのため、ブランド側は、全ての情報を伝えなくてもよいのです。
あえて、30%~50%程度の情報導線を用意しておいて、あとの部分は彼ら彼女らが自身で調べるという余白を設計をできるかが求められます。

情報の取得が容易で、検索能力が高いため、好き・共感をきっかけを用意して、調べたらわかる環境をどう創るかがブランド側にも求められるのです。

その環境造りに上記④の視点も加えて、ユーザー同士のSNS上でのコミュニケーション導線での情報の取得や、情報交換の環境をつくり、そのコミュニケーションを通しての自己解釈する余白が非常に重要であると学びました。

実際に自分でZ世代と接することが大事

上記の情報は今回Z世代に関して色々インプットしたことをまとめてみたものです。
ただ、冒頭でお伝えしたとおり、ブランド側として商売をしていく上で、世代という言葉で大まかに括ることにあまり意味はありません。

大事な事は、その傾向を実商売の肌感覚で答え合わせしていく事です。
そうした実感値を伴う答え合わせをしてはじめて、自分が知ったその情報の精度や有用性が高まると思います。

頭でっかちになったり、決めつけることなく、仮説→実行→検証を繰り返すことが大事だと思います。

最後に今回色々お話を伺った今瀧さんありがとうございました。
今瀧さんのnoteはZ世代を知る情報の宝庫なのでぜひ皆さんご覧になってみて下さい。

※Z世代の特徴をインプットするリソース

※Minimalのチョコレート&SNS

Minimalの中でZ世代のお客さんが多いのは代々木上原店です。
まさに、Instagramの口コミを通して、Z世代の皆様がたくさんご来店頂いております。

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山下貴嗣_Minimalチョコレート
最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは私がブランド経営やモノづくりを行う中で悩み失敗した中からのリアルな学びです。何かお役に立てたら嬉しいです。良い気づきや学びがあれば投げ銭的にサポートして頂ければ喜びます、全てMinimalの活動に使いたいと思います^_^