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外国では社内公募を利用する人は多い

シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

外資や外国では社内公募を利用する人は多く、ごく一般的です。

私が働いていた10年以上前からそのような制度があり、ポストに応募したり、働く国を変えることも可能です。同僚の中でも、手を挙げてNY、ロンドン、香港などに異動をする者も多かったです。

FPとして、シンガポールでライフプランの相談を受けていると顧客の中でも自分で手をあげてアジアや欧米に異動する人もいます。

住む国を変えることによっての、子息の教育プラン、税金、資産運用等の相談も増えています。

米テック企業で働くインド人の友達も社内公募に手を挙げて夫婦でシンガポールに移住したと言います。4年以上仲良くしており、多くの日本企業と違って会社都合で2-3年で異動になることもないようです。

カップルの片方はシンガポールで転職もしています。最初のきっかけは大企業がスポンサーとなることで来星し、その後は定住しています。

部署も専門性でローテーションが行われることは日本企業よりも少なく、住む場所も選択できる場合が多いです。また、部署や仕事で転職をする仕組みだと横の異動も容易なので転職もしやすいのです。

他の国の企業で雇用されながらコロナ下では自国でテレワークをするという人もシンガポールでも増えています。働き方や住む場所の選択肢は増えました。

・社内公募に応募した経験を持つ方、その時の経緯や、公募で得られたメリットなどを教えてください。

周りの友達、顧客、取引先からの話では、好きなタイミングで今出ているポジション(国をまたぐ場合も)にチャレンジすることができるので、転職に近く、気分を一新して働くことができるようです。

・どんな内容が社内公募に向くと思いますか。また社内公募でどんな効果が見込まれると思いますか。

外国に行きたいなども社内公募で募る方法もあるでしょう。必要な英語力など要件も提示することにより、努力をして就きたいポジションが手に入る仕組みにすれば社員のモチベーションに繋がります。

・社内公募制度と社員のキャリア形成のあり方をどう考えますか。

日本企業は内示や辞令でポジションが動きますが、社内公募にして、見える形にすることで透明性が確保できます。

また、能力、やる気、希望に合った人材を適切なポジションにつけることにも繋がるのではないでしょうか。

能力が高い人材を社内に確保するためにもよい仕組みだと思います。

#日経COMEMO  #キャリアの社内公募

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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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