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【展示会レポート】話題の中国国際サービス貿易交易会に行ってみた、次の時代来てます!

週末、日本のメディアにも取り上げられた「中国国際サービス貿易交易会」に行ってきました。

交易会は日本で言うと展示会でしょうか。北京でも何度も行ったことがあるのですが、これほど複数の業界が参加したものは初めて。今まで経験したことのない規模でした。すごく面白かったのですが、1日中回って、それでも回りきれず、とても疲れました笑

イベントの内容も未来感がすごくてnoteユーザーの皆さんも興味があると思います。また、コロナ対策がしっかり行われた大規模なイベントって意味でも面白いかと思いますのでレポートをシェアします。(せっかちな人は真ん中くらいからお読みください)

中国の商務部が主催し、場所は北京の国家会議センターとオリンピック会場の敷地で行われました。

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この時期の一大イベントなので、防疫対策もしっかりしていて、対策の一つとして、会場をできるだけ小規模に、バラバラにする工夫がなされていました。

メインイベントの数々の国際フォーラムや総合展示会場の一部が国際会議センター内にありますが、ジャンル別の専門展は全て鳥の巣とウォーターキューブを挟んだ広い広場や、建てられた複数の臨時テントで行われていました。

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イベントの敷地内に入るときは健康宝(QRコードでの健康チェック)されましたが、それぞれのテントの入り口でも、警備の人が入場者のマスク着用を確認します。会場内にも手の消毒用のアルコールゼリーが用意されていて、あちこちにソーシャルディスタンスを保ってくださいの張り紙がありました。

また、一つのテントに一定以上の参観者が入ると入場制限され、外で待機することになります。僕の場合は一ヵ所だけ待たされましたが、それ以外はスムーズでした。人気な展示ブースは人が多かったです。

イベントは総合展と専門展に分けられ、専門展のジャンルは

「文化サービス」「金融サービス」「冬のスポーツ」「旅行サービス」「サービスロボットと知能技術」「教育サービス」「スポーツサービス」「5G通信サービス」

がありました。総合展では上記に属する分野の超大手が集まっています。

時間と体力の都合で、今回はメイン会場の総合展以外には「文化サービス」「サービスロボットと知能技術」「自動運転試乗会場」を回りました(案内図のテントナンバーだと、1から14、21から24まで)。

ここからは回ったところの面白かったものと感想を共有します。専門領域に関するところは勉強不足でもしかして日本の方がはるかに優秀というところもあるかもしれませんが、その辺は大目に見てください!

■ロボット関係

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ロボットの会場は大人気で、僕が回った中でも最も人が集まっていました。やはりパット見でインパクトあります。

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ロボットの進化は凄まじいですね。ちなみにこれは卓球するロボット。さすが卓球大国の中国なので、卓球ロボットと対戦する相手はその辺から呼んだ参観者。普通にラリーしてました。

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↑これはリハビリ用の医療ロボット、クマちゃんが展示されていて、キュートな動きでみんなの注目を集めていました。

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↑今後高齢化が進むことからも、人間サポート用のロボットは度々メディアに取り上げられています。これは足腰をサポートするロボット。展示会でも感心が集まっていました。

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↑中国風のロボットデザイン、孫悟空風。あまりにも人数が多くてブースの外側のポスターしか撮れなかったです。

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↑これもまた人が集まり過ぎで看板しか撮れなかったですが、水中ロボットの開発企業。バイオニックサメ以外にもアジアアロワナも開発されました。

正直何に使うのかはいまいちわかりませんが、完成度が高すぎてびっくりしました、外見も動きも本物ぽくてかなり気持ち悪いほど。これも人がとても集まっていました。個人的に一番衝撃で、別途noteで紹介しようと思います。

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↑サーバーメンテナンスロボット。AIとセンサーで人間に代わってサーバー室の管理が実現できるそうです。自動検査と診断を行い、故障の早期発見と報告によってサーバーの管理をサポートします。

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↑室内運送AI車、他にも何社かのが展示されてました。

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↑PCR検査ロボット、効率が良くて疲れもなく、感染リスクもなくて非常に素晴らしいと思います。中国では検査も自動化目前かも、日本もぜひ!

■自動運転

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↑自動運転も面白いものがたくさんありました。これはモビリティ自動販売機!近い未来は自販機はそこらじゅうを動くものになるのかもしれません。

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↑動いている自動配達車

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↑こちらは大手「美团」のデリバリー車。今もちょっとだけありますが、圧倒的にカッコよく精度も向上してるみたい、近い将来に出前も自動配達の時代になるでしょう。

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↑自動運転車の試乗、最新の自動運転車(6社)の乗車が可能です。あいにくここを回ったときはちょうど昼休み。おかげでネットで広州の自動運転タクシーの乗車レポートを見つかりました。これもまたの機会で紹介いたします。

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↑乗用車以外にもバスがあります。

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↑室内に展示された百度システム搭載の乗用車。

■5G通信によるサービス

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5Gも、ネットでは見たことない活用方法がたくさん考えられていて面白かったです。写真撮り忘れましたが笑

これは5Gによる工場管理↑

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↑おなじみの遠隔医療

■メディア関係

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↑AIによる画像修復や、8Kは当たり前といった感じで何社も展示していました。

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↑「新華社」(中国の通信社)が発射した報道用人工衛星。ヘリならわかるけど、さすがに衛星まであるとは知らなかったです。

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↑説明によりますと、長江の洪水と天候や、武漢がコロナウイルス期間の飛行機離着陸状況、冬の小麦の成長状況などの報道に使われたとのこと。

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↑ほかにも「人民網」(中国のメディア)が2個も衛星を持っています。

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↑新華社のビッグデータ分析プラットフォーム。オンライン上のサービス貿易に関するリアルタイムのデータが分析・表示されています。

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↑中央テレビが中国設立70年軍事パーレートを中継した時のカメラ配置図

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↑データーベースにある重要人物の顔が自動的に検知されて表示することがちょっと新鮮でした。もうどこにいても把握されてるのかも。

■日本のもちょっとだけ見かけました

日本大使館も出店してますが、主に文化や旅行の宣伝の感じがしました。はっぴの試着や温泉の紹介などのイベントもありましたね。それ以外に会場で見つかった日本要素を紹介。

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↑ハローキティのロボットありました

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↑ツムツムの中国版、現場で挑戦すれば景品がもらえる。

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↑トヨタの電池展示。なぜかテスラの隣にある「中国航天」エリア内にありました笑

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↑NECが総合展のメイン会場で意外とスペースが大きかったです。色々展示されていますが、他の観客を映さずで写真を撮るのが難しかったです。これは日本語教育のシステム。使ってくれると良いな。

長くなってしまいました。ロボットや自動化のところはアメリカや世界と比べてでもかなり進んでるように思いました。もしこの中で気になるものがあったらTwitterやnoteでコメントください、調べてみます。面白かったらシェアとフォローもお願いします!


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中国情報局@北京オフィス
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