潜在成長率は日銀推計でも着実に上昇

2017年4~6月期の潜在成長率の推計値は0.8%に(内閣府推計では1.0%)。4月時点の論文で日銀は、「GDP統計の改定によるTFPの上振れを主因に(潜在成長率は)相応に上方修正されており、足もとの推計値は「0%台後半」と、2000年代前半と比べても遜色ない伸び率となっている」と指摘していた。今回10月4日発表の推計でも、その傾向が裏付けられた。

一方、需給ギャップは16年10~12月期にプラスに転換し、17年4~6月期は1.2%強のプラスになっている。景気の回復を受けて、物価をめぐる環境も徐々に暖まってきた。

http://www.boj.or.jp/research/research_data/gap/gap.pdf

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