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アップル、ディズニーも参戦し、競争が激化する動画配信サービス

今年に入って、大型新サービスの発表が2つもあり、動画配信サービスの競争はますます激化していきそうです。

米ウォルト・ディズニーは、独自のストリーミングサービス「Disney+」を2019年11月12日からスタートさせる計画です。

ディズニーの映像配信サービス「Disney+」はネットフリックスに勝てるか

また、米アップルは3月25日に、定額制動画配信サービスに参入すると発表しました。

アップル、定額制動画配信サービスを発表-ネットフリックスに対抗

現時点で最大規模の会員を抱えるNetflixは、すでに世界で1億4000万人を超える有料会員を獲得しており、さらに年間3000万人規模で会員数を増やしています。米国ではスクリーン視聴時間の約10%を占めるまでに成長しているそうです。

Netflixの有料会員数は1億3900万人

そして、Amazonプライムの米国での会員数1億人を超えています。

「Amazonプライム」責任者を直撃、会員1億人突破の秘訣とは

日本でも存在感のあるHuluは、5月1日に世界全体で有料会員数が2680万人に達したことを発表しました。国内の会員数も200万人程度まで伸びているようです。

Hulu、有料会員数が2680万人に 1─4月に約400万人増

FODプレミアムやU-NEXTなどの日本独自のサービスもあり、選択肢が増え、自分にぴったりあったサービスを選ぶのも難しくなってきています。

どれがおすすめ? 動画配信サービス鉄板9サイト比較、ドラマ・映画・アニメがネットで見放題【2019年最新版】

実際に、米国では平均で3つの動画配信サービスに月額料金を払っているそうです。さらに43%の人がケーブルTVと動画配信サービスを併用しています。

動画配信ブームで「サブスクリプション疲れ」発生の可能性

各サービスは初期無料のキャンペーンなどで会員数増加を目指しています。

しかし、ここまでサービスの種類が増えてくると、たとえ新規でどんどん会員を獲得しても、使用量が伸びないサービスは解約率が上昇していくことが予想されます。どれだけ魅力的なオリジナルコンテンツを提供し続けられるかが、動画配信サービスの生き残りの鍵を握っていると考えられます。

動画配信サービスの提供者側にとっては、気を抜けない状況が続きますが、視聴者としては自分にとって面白いと思える動画コンテンツをオンディマンドでいつでも入手できるようになったわけで、地上波が主流だった時代とは一線を画した素晴らしい環境が整ってきたと言えます。

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