ロシアのウクライナへの侵略行為を考える
ロシアによるウクライナの侵略行為が始まってからというもの、ひたすらニュースを見続けている。ニュースを見たからといって、自分に何ができるわけでもない。しかしニュースを読み、必死で考えている。そのうえで、情報発信を行い、行動する。
私の発信は、限定された情報に基づいている。ただ、だからといって自分のスタンスを明確にしない方がいい理由もない。だからcomemoで意思表示する。
私たちは、二度の悲惨な世界大戦を経て、人と人が殺し合う、最後の外交手段である戦争は、誰も幸せにしないことを学んだ。その後も愚かな領土紛争や、聖戦と名付けた報復活動など多くの事態が発生している。国際社会が承認していない(できない)課題もたくさんある。
ただ私たちは、人と人が殺し合う行為を、可能な限り避けよう、としてきたはずだ。暴力による主権の侵害は、理由の如何を問わず許容してこなかったはずだ。国連は無力だ、と言われながら、国連による平和的な解決を志向してきたはずだ。
今回のロシアによるウクライナ侵略は、そうした国際社会が、不完全ながらも目指してきた平和へのチャレンジを一切無視して、自国の、プーチン自身の論理を、暴力という手段で通そうとしている。プーチンの考えていることをいかに説明されようが、この手段は、決して是認されるものではないだろう。
(もちろん、考えていることを理解しようとすることは大切だし、諦めない)
これは、私が言うまでもなく、私たちが住む世界に対する卑劣な挑戦状である。ただし目には目を、歯には歯を、で西側諸国が軍事的にロシアに対し戦いを挑むと、これは間違いなく第三次世界大戦に繋がっていく。とはいえ、私たちは手をこまねいてウクライナの政権が打倒され、ロシアの傀儡政権が樹立され、ウクライナの主権が失われ、ロシアの属国になっていく様を放置するわけにはいかない。
私は戦争は反対である。これは誰もが、言葉にしなくてもそう強く思っている。では、だとしたら、ウクライナの国民たちが、武器をとり、ロシア軍に戦いを挑もうとする姿勢は、許されないのだろうか。一方的にロシアがキエフを占拠し、政権を打倒するのを口で反対しながらも、何も行動しなくてよいのだろうか。
話し合いは大事である。それはその通り。ただ、ロシアは話し合いをやめ、武力行使に踏み切った。引き続き、話し合いの道を探ることは大切だ。では、それを拒絶したまま、ロシアがゼレンスキー政権を暴力的に打倒したらどうするのか。
私たちがロシアから突きつけられているのは、この状況下で、国際社会はどう考え、行動すべきなのか、という問題である。
これは、対岸の火事ではない。日本としても、私たちとしても主体的に考えなければならない問題だ。アメリカやヨーロッパ諸国が何かしてくれるや、という話ではない。国内でも、岸田さんや外相やえらい人たちがなんかしてくれるや、という話でもない。一人ひとりが、どうあるべきか、ということを考え、それに基づいて行動していく必要があると思う。なぜなら、これは私たちの主権の問題であり、私たちの命の問題だから。
そう考えたうえで、私は自身のスタンスとして、こう考え、行動する。
1)ウクライナを、全面支援する
→私にできることは限られるが、ウクライナ大使館の呼びかけに応じ、寄付する
2)ロシアのSWIFT締め出しを、全面支援する
→目には目をが核戦争の引き金になる可能性を踏まえ、最大限の経済封鎖を行うSWIFT排除は、有効な手段と考え、支援する。ただし手負いの獅子が破滅的な行動に移らないように目は光らせる必要はある。
3)アノニマスによるロシアへのサイバー攻撃を否定しない
→国際社会とアノニマスは本件に関し利害が一致している。これを否定しない。
4)自身のスタンスを、SNSで投稿し続ける。
→日本の世論形成に少しでも働きかける。みなが意思表示し、政府が感じ取り、国際社会に対し働きかけるベクトルをつくる。
正直、自分の力はほぼ無力である。しかし、今はインターネットの時代、SNSの時代。意見が広まっていき、国際世論にして、それが世界平和につながる可能性を信じたい。そのために連帯したい。
もちろん、政治的な意見を言うことは憚られることもあるだろう。それはそれ。ただ私は、自分たちの未来を阻むものとは(暴力的な手段でなくとも)徹底的になくしていくスタンスでいる。もちろん、戦うだけではない。話すのも大事だ。
未来は予測するものでなく創るもの、ということだ。
私は、私の信じる平和な未来のために、考え、行動する。
当たり前すぎることしか書いていない。未熟かもしれない。
でも私は日常を過ごしながらも、ロシアの侵略行為に対しこう考え、考えに基づいた行動をとる。それは、自分の未来にも影響あることだから、未熟だろうがなんだろうが関係ない。
あなたは、どう思われますか。
(photo by Aflo)