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大企業の「社内起業・社内ベンチャー」って、"おままごと"になりがちな説 !?

既存事業、伸びてますか?

この段落のエピソードはフィクションです。

Sさんが新卒で入社した企業は、***が主事業でした。事業収益のほとんどを基幹事業で構成されていました。

しかし、時代とともに=外部環境の変化ともに、ビジネスモデルの限界が見え隠れし、事業ポートフォリオの見直しを迫られました。

この企業に限らず、同業種ではよくある話ですし、異業種でも、永続的な既存事業の伸長というものは、実は難易度の高い仕事です。

そこで白羽の矢が立つのが「新規事業」です。

昨今では「社内起業」「社内ベンチャー」などいう耳触りの良い言葉に包まれて、会社のエース級人材が集められ、組織化されていきます。

さて、大企業のエース級人材たちは、どのように成果を出していくのでしょうか...?!

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上記エピソードは、フィクションです。が、大企業(大企業病)ではよくある風景かと思います。

今回のテーマは「社内起業家になってやりたいこと」

以降は、個人の体験談です。

僕は、エース級人材ではなかったので(笑)、新規事業系のセクションに招集されたこともなかったですし、自ら異動したい、と手を上げたこともありませんでした。

しかし、既存事業の1セクションでありながら、外部企業とのアライアンスや、提携・協業などは、自然と行っていました。

2015年当時、KDDIさんが主宰する「KDDI ∞ Labo」にメンターとして参画し、様々な角度からの協業を探っていました。既存店舗事業のデジマを担当しながらだったので、けっこうしんどかったのは、ここだけの話です。でも自分で蒔いた種だったので、楽しかったし、かけがえのない経験でした。このときの経験がいまの自分を形成している、といっても過言ではありません。(企業・組織として参画する、というより、個人的に手を上げていたので孤軍奮闘だったのも、ここだけの話です。)

このときのご縁は、僕が辞めたあとも、今でも生きているようで、(今知った)当時の僕のアクションは間違ってなかったんだなぁ、と思います。

「新規事業部」なんて肩書や部署なんてなくても動ける

たしかに、「名刺に書かれた部署や役職」があれば、社内外で動きやすいんですが、ある程度、動いてくると、そんなもの必要なくなってきます。

当時、「名刺には***って部署で、***って肩書ですけど、実際は"なんでも屋"です」なんて方は、僕の周囲にざらにいました。(実際、僕もそうでした。)

ただし、会社として、部署が与えられると、(ある程度自由に使える)予算がついてくるので、その点は、利点かと思います。(当時、予算の獲得(アロケーション)で苦労しました。)

大企業の「社内起業・社内ベンチャー」って、"おままごと"になりがち??

タイトルには、あえて煽り系な言葉を並べてみました。

でも、そう感じること、多くないですか?

それは僕がリアルのビジネス世界で「ベンチャー」として生きている方と多くであってきたからです。

「創業**年目のとある月末、会社の預金口座残高が**円だった」みたいな事後エピソード、起業家の方々の取材記事でみかけますよね。(実際の真偽は、どうかわかりませんが。)

大企業の社内企業・ベンチャーは、この「背水の陣」がなく、セーフティーネットに常に守られながら、事業計画を机上で常にコネコネしたり、PoCなどといい、永続的な事業にする本気(マジ)度がないのに、会社への報告用のネタづくりのために、スタートアップをいいように使う、的な。

親の庇護に守られながら、防護柵の中で、お遊戯会。

ちょっと穿った見方なCOMEMO noteになってしまったかもしれませんが、読者の中で似たような景色を見ている人もいるかも?と思い書いてみました。

では、「あるべき社内起業・社内ベンチャー」とは?

かねてからの友人で「キュレーションズ」の根本 隆之さんという方がいます。

彼らのビジネスモデルや企業との伴走形態は、「おままごと」にならないスキームだと思いました。

*「"おままごと"ではない」の解釈として、分社化・単体PL/BSなどがあるかと思います。そこまでの本気度の有無ってのが、一つの指標かもしれませんね。

その証左として、採用活動がめっちゃアクティブですw (採用活動ってより、採用担当さんがアクティブですw)

先日、初めてリアルであったのですけど、(あ、僕が転職する、という意味ではなくて)、「SNSの元気さ」のまんまの方でした(笑)

気になる方はぜひ、コンタクトをw

「社内起業・社内ベンチャー」、中からみるか、外からみるか。

社内ベンチャーは、自社のリソース・アセットが多様であれば、単体で実現できるでしょうけど、そうでない場合、社内とのアライアンスが必須となってきます。なので、その絵を描くときに、「社内」から見ることもあるでしょうし、キュレーションズさんのように「社外」からのサポートもあるかと思います。多面的な視点を!


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