ウガンダからの留学高校生に教えられたこと
テレ東でやってる「YOUは何しに日本へ?」をたまたま見たのですが、そこで密着取材されてたウガンダからの留学高校生ニコラスくん。
高校から留学してきたのに、日本語も堪能で、しかもちゃんと敬語も使い分けるし、日本人が書けないような漢字まで習得している。謙虚で礼儀正しくて、決してオラオラもせず、かといってウェーイでもなく、物静かでとても冷静。
高校では生徒会長もやるくらいだから、同級生からの人気もあるのだろう。
京都の大学にも晴れて合格し、夢は母国の大統領。
ホントに20年後とかに大統領になってしまいそうです。
しかも、同じ留学生の中国人の彼女もいて、彼女とのコミュニケーションのためにと中国語も勉強している。
彼女は彼とは別の大分の大学に進学するため、離れ離れになるのだが、その空港で最期のお別れのガラス越しの電話のシーンがもう映画みたいだった。
彼女「また会える?」
彼「すぐ会えるよ」
あおはる(青春)だ~。
彼女と別れたあと撮影スタッフから「泣かないの?」と聞かれて発した彼が発した言葉がこれです。
「汗」かと思ったら想像のはるか上の言葉だったw
なんか日本もそうだけど先進国のみんなアフリカの子たちに敵わない気がする。Xとかで「ぴえん」とか書いてる奴とか足元にも及ばないだろう。
当たり前だけど、ここで彼の言う「血」とはそのもののことではなく、「戦う」ことの比喩であることくらいは普通の大人なら察しましょう。
X上でこれをつぶやいたら「ウガンダは内戦中なんだから文字通りの血だ」とかいうリプがあったりするのだが、かつてはそういう時代も確かにあったし、犯罪は日本に比べれば多いが、最近の統計を見る限り随分と改善されていることは確か。むしろトルコより武力紛争自体は少ない。
「男なら泣くな」的なことを言うと、最近では「それは無意識の偏見です」とか「それこそが差別です」とか沸騰してくる界隈がいるんだが、そういう輩は同時に「多様性」とか「包摂」とか言っている。むしろそういう理屈を絶対的に正しいものとして「男なら泣くな」という価値観を絶対悪のようにして糾弾する方が「多様性ないじゃん」としか思えないし、「包摂じゃなくて排除」の論理でしかない。
いざとなったら戦うという覚悟のあるやさしさと、なんでもかんでも戦いから逃げて、それが平和なんだという屁理屈を言い続ける男と、どっちが信用されるんだろうね。
そもそも論をいえば、「ぴえん」とかいうばかりで何も行動しない男より、何か目標をもってそれに没頭し、時には失敗し挫折し、時には傷つきながらも、邁進行動する男の方がモテるに決まっている。
毎度身も蓋もない話をするが、「男らしさ」というものを持っている者がモテるし、結婚するし、子孫を残す。
勘違いしないでほしいのは、決してモテるために男らしくするのではない。そういう小賢しいのはモテない。女からだけではなく男からも信用されない。男らしくあれば自然と結果としてそうなるという話である。
思えば、皆婚というのはそういう男らしくない者まで結婚できた仕組みでもあって、そういうのが夫や父になるとDVなどをするんじゃないかな。それ男らしさとは真逆の行動だから。男らしさを否定するのに限って男らしさのなんたるかを知らない。
まあ、これはこれで押し付けだし、死ななくてもいいが…。
例えば、大谷翔平は男らしいと思う。ほれぼれするくらい。
そういう意味で、学生時代に運動部系、しかもチームスポーツ系の部活をやっている方が結婚するからね。是非ではない。現実の傾向だ。
ちなみに、このウガンダのニコラスくん、2年後の今もあの時の彼女と遠距離恋愛を大切に育んでいる。男らしいねえ。そして応援したくなる。
※興味ある人はあと数日ならTVerで無料視聴できると思います。
参考までに、ウガンダという国は、2022年名目GDPでは192カ国中90位だが、総人口は4500万人で出生率も4.59(2021年)で世界16位。これからどんどん子どもが産まれて人口が増えていく国です。
なんといってもウガンダの人口ピラミッドは完全な三角形。経済成長する形です。
ちなみに日本はこれ。衰退する形。
勿論、全員が「男らしくあれ」などというつもりも「絶対に泣くな」などと言うつもりも毛頭ないが「男らしさ」を社会の普遍的な害悪にしようとする勢力の言うことはてんで的外れだと思う。