テレワーク全盛期にこそ身につけたい”テキストコミュニケーションスキル”とは?
こんにちは。日経COMEMOのKOLをしております、大林です!
普段は複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営している株式会社Another worksの代表をしています。
新型コロナウイルスの感染拡大により時代はテレワーク全盛期に突入しました。経営者は自社の事業ドメインや商習慣に最適な働き方を選択する必要性が高くなり、多くの企業がテレワークを検討・導入したのではないかと思います。
持論ですが、テレワークが良いか、出社が良いか、折衷が良いか、の議論はさほど重要ではないと個人的には思っています。100人の子どもがいれば100通りの育成方法があるように、100社あれば100社異なる経営方法です。
また、テレワーク導入を決意しても超えるべき壁は多くあると、2022年1月17日の日経記事にも記載がありました。やはり一番はDXの壁とのこと。
「情報セキュリティーの確保」「パソコンや通信環境の整備」という大きな壁がテレワーク促進を阻害している調査データも実際には出ています。
そして今回お話しをしたいのはテレワーク時代に必須となるスキルについて。まず見ていただきたいのが「テレワークを利用する際に不便・不安と感じる点や、テレワーク利用の阻害要因になると思う点」という調査結果です。こちらの記事をお読みください。
お分かりいただけましたでしょうか、、、「同僚(上司や部下を含む)とのコミュニケーションに支障がある」と約半数の人が選んでおり、オンライン下での「意思疎通」に課題を感じているとのことです。
ズバリ、今までのコミュニケーションが通用しなくなった!いつも対面で相手の表情や忙しさ(仕事風景)などを読み取りコミュニケーションを取る今までの「常識」が「非常識」になった訳です。このスキルを「キャリブレーションスキル」と言います。
キャリブレーションとは
という能力のことです。
リモートワークにおいて「非言語情報」が排除された今、オフィス環境でよくある「ちょっと今いいですか?」「一瞬相談してもいいですか?」という会話も消えていきました。では、テレワーク全盛期に求められる必須スキルとは何なのか。
それは「テキスト(チャット)コミュニケーションスキル」だと思っています。
コロナ前まで重要だった非言語情報から"表情"や"空気"を読むスキルより、言語情報から相手の状況を読み取るスキルが重要、という大きな転換が起きています。
「テキスト(チャット)コミュニケーションスキル」は、発信側・受け手側双方のスキルだと思っています。発信側は対面の臨場感をテキストで出す工夫よりも、非言語情報を代替するレベルで発言の背景や本気度(感情)を伝える必要があります。
「!」などの感嘆符の有無で受け取り側の感情を左右することもあるでしょう。句読点がないだけのテキストだと「怒ってるのかな?」という不安を受け取り側に与えてしまう可能性もあります。
今まで阿吽の呼吸で実現できていたコミュニケーションさえも難しくなるのがテレワーク時代の厄介な部分かなと思います。
逆に受け取り側も非言語情報が無い代わりに、しっかりと言語情報から相手の意図や発言背景を読み取る必要があるでしょう。これはまさしく現代に必要なスキル(能力)だと思います。まるで受験国語の筆者の感情を読み取るような感覚です。(ここで生きてくるとは)
これは正社員だけでなく、フリーランスや複業など業務委託関係のメンバーとの意思疎通でも重要になってきます。いかにテキストで相手の”感情”と”行動”を変えることができるか。コミュニケーションが難しい時代になったからこそ、「テキスト(チャット)コミュニケーションスキル」は経営者や管理職にとって必須のスキルになると思っています。
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