不安は東京五輪前から
不安は東京五輪後となってますが、もう少し早いタイミング出来そうな気がします。
というのも、前回の東京五輪前後の経済成長率を見ると、成長率のピークは五輪開催の一年前となります。
今回も同様のタイミングとすれば、五輪特需のモメンタムピークは2019年夏となり、同年秋以降は勢いがピークアウトしていくことになります。
ちょうどそのタイミングで消費増税となりますし、場合によっては既に景気回復9年目に突入しており、過熱感が出始めている米国経済が早ければ来年後半以降に景気後退という可能性もありますので、そうなったら日本も来年度後半から景気後退は避けられないでしょう。
米国経済が景気後退となると金融緩和に転じるでしょうから、恐らく今の日銀の枠組みでは円高を阻止することは難しいでしょう。
そうした点では、出口だけではなく緩和強化という意味でも今の緩和の先は見えませんね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27064960Y8A210C1NN1000/