AIの活かし方 物書きの仕事はなくなるのか
公開からわずか5日間で100万人ユーザーを突破したChatGPTが話題になっています。目覚ましいスピードでAIが進展しており、世界が衝撃を受け続けています。
人工知能を活用させるメリットとしては仕事を効率化させ、企業は人件費の削減をすることができます。他方で多くの仕事が機械によって置き換えられ、人々は新しい仕事を探す必要が出てくる可能性があります。
将来的にはAIがパワーポイントを自動で作ってくれ、文字起こしや翻訳の精度も日進月歩で向上していくでしょう。しかし、作業の下請けで収入を得ていた人は収入が少なくなるリスクもあります。
また、国際税務の勉強などAIにとっては難しい職業もあります。日本など税制が複雑で例外が多い国の場合、実務の当てはめが難しいと推測されます。香港やシンガポールのような税制がシンプルな国同士であれば条件の当てはめを教えれば将来的にできるようになる可能性があるとも感じます。
AIに仕事を奪われずに共存するためには、少しずつ自分の仕事をずらしつつ、より高度な課題に取り組んでいく必要があるでしょう。
私自身、AIや翻訳アプリは利用していますが、まだ完全ではないので自分でやらなければならない作業がかなり残っていると感じます。
例えば、英語の論文を翻訳をするのは比較的精度が高くできます。しかし、英語の口語を文字起こしさせると、かなり崩れた英語になります。意味は通じますが、そのまま使うことはできません。そのために手作業で英語を整えてから翻訳をする必要が出てきます。将来的にはこうした作業もスムーズになるのでしょうが、まだまだだと感じます。
現段階の活かし方としては、英語の会議やセミナーに参加する時に文字起こしアプリを利用すると、話し手がきれいな英語を話してくれる場合は字幕がつくのでその場で理解を向上させてくれることができると感じます。
また、対話型AIに関しては壁打ち相手として、自分では思いつかなかったような切り口での文章のまとめ方などを提示してくれるので面白いと感じます。編集者に聞いているような感じになります。ただし、質問をきちんとする必要があるので使い方にもよると感じます。
AIのリスクとしては間違いなどもまだ多いのでしっかりと出処などを確認する必要があると感じます。
物書きの仕事はなくなるのかという問いですが、しばらくはなくならないと思います。しかし、将来的には楽観視できないので、コンサルティングなどAIがやりにくい仕事にシフトさせていく必要性も考えていかなければならないと感じます。