原発を 巡る議論の 難しさ
せっかく日本のエネルギー政策について、多くの方に考えていただくきっかけになる番組にお招きいただいたのに、議論を深めることに貢献できませんでした。むしろ、議論が深まらなった「戦犯」は私なのだろうと思い、お伝えしたかったことを整理しました。
まぁ言い訳すれば、「主婦層が関心の高い電気代との関連を説明してください」と言われていたので解説したら「電気代じゃない」を言われると、素人としては「うそぉぉぉぉぉん( ;∀;)」ですが(笑)。。
ただ・・・難しいですね。むしろ、3.11が近づいたから「原子力やエネルギーについて急に議論しよう」といっても限界があるというか、福島の復興も原子力の問題も「3.11だから」ではなく常に考えようよ、という話かもしれません。
3月になると原子力、8月になると戦争について圧倒的に報道が増えますが、その多くは決まったストーリーがあるようにも思います。
私は、どんな結果になっても、人は自分がちゃんと判断した結果であれば受け入れられるものだと思っています。そのため、例えば脱原発して、将来、電力の安定供給や電気代の点で問題を抱えたとしても「これは私たちが決めたこと」と言えるためにも十分な情報提供が必要だと思っていろいろお伝えしてきましたが、あまり意味が無いことなのかもしれません。