アート・シンキング - アーティストの発想をビジネス創出に活用する方法とは
今月、博報堂コンサルティングさんのお声がけで、「アートシンキング」についてのセミナーにてゲスト講師としてお話させていただくことになりました。
私もIT企業勤務時代はUXデザイナーとして、いわゆる「デザイン・シンキング」のプロセスを使って仕事をすることもあったのですが、
アーティストとしての脳の動かしかた、発想の仕方というのは全くもってそれらと別物だという肌感があります。
デザイン・シンキングは特定層のユーザーにとって有用で使いやすいものを生み出すことに特化していますが、
アート・シンキングは新しい価値観、既存の倫理観をゆるがすようなものを生み出し、新規事業や組織のより中長期的な理念・コンセプトを生み出すことに適していると感じています。
アルス・エレクトロニカで栄誉賞を受賞した作品「デジタルシャーマン・プロジェクト」の秘蔵の中間リサーチ資料なども当日公開予定です。どのようなプロセスで自分の思い描いたテーマを深め、作品という形にアウトプットしているのか、具体例を見ながら追体験できるようなお話ができればと思っております。
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追記:若干のキャンセル枠分の新規申し込みを受け付けます
一旦満席になり申し込みがクローズしたそうなのですが、少しだけキャンセルが出たそうなので新規申込みを少しだけ受け付けるそうです。若干申し込みフローが複雑になってしまいますが、下記の注意事項をご参考にお申し込みをいただければ幸いです。
申込はこちら→https://form.k3r.jp/hakucon/contact
※正規の申込は終了してしまっておりますので、セミナー前日の12月17日(月)の正午までに上記の問い合わせから申込みをしてください。
※お申込みの際は、①希望するセミナーの日程と②セミナータイトルに加え、「市原えつこさんの告知を見た」旨を文章中に入れるようにしてください。
※なお、複数名の申込ができないので、参加希望されるご本人がご自身分の申込をするようにしてください。
※残りの空きが少なくなってきておりますので、定員を超えた場合には抽選、または予告なく申込受付を終了する可能性がありますので、ご注意ください。
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2018年12月18日(火)開催
「アートシンキングはイノベーション創出に寄与しうるのか? ~デザインシンキングでは注目されていないアートシンキングの特性~」
ご存じの通り、デザインシンキングが世の中に定着し、最近ではアートシンキングにも注目が集まっています。
しかし、アートシンキングはデザインシンキングと同じなのか?異なるのか?果たして、アートシンキングはイノベーション創出に活用できるのか?
そんな素朴な問いから、アーティストがアート作品を創作するプロセスを分析し、デザインシンキングと比較しながら、アートシンキングならではの特性を帰納的に抽出していきたいと考えています。
さらに当日は、多数の受賞歴があり、多くのメディアで話題のアーティスト市原えつこさんをお招きします。作品を創作するときの実際の思考やプロセスについて、ご本人から直接お話いただくことで、アートシンキングの一端に触れていただければと思います。
アートシンキングという言葉を初めて聞いて興味が湧いた方、興味はあったけど内容は知らなかった方などがいらっしゃれば、ぜひお越しください。師走の慌ただしい中かと思いますが、軽食や飲み物などを用意してお待ちしています。
[一旦満席になったためこちら正規申し込みフォームはクローズしました]お申し込みはこちらから→https://form.k3r.jp/hakucon/20181218
| 講師 高橋 悠一郎(博報堂コンサルティング プロジェクトマネジャー)
| 日時 2018年12月18日(火) 19:00 ~ 21:00 (受付開始 18:30)
| 会場 博報堂ラーニングスタジオ (東京都港区赤坂2-14-27 国際新赤坂ビル 東館11F)
| 定員 100名様 ※お申込み多数の場合は抽選とさせていただきますことご了承ください
| 参加費 2,000円 ※参加費のお支払いについては、参加が確定した方に別途ご連絡差し上げます
| 対象者 ・経営層および経営企画の責任者やご担当者さま
・新規事業/新商品・サービス開発やイノベーション推進の責任者やご担当者様
・商品企画・開発などマーケティング関連部門の責任者やご担当者様
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ゲストプロフィール:市原えつこ氏
メディアアーティスト、妄想インベンター。1988年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性と日本文化に対する独特のデザインから、国内外の新聞・テレビ・ラジオ・雑誌等、世界中の多様なメディアに取り上げられている。
主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラ・インターフェース》、虚構の美女と触れ合えるシステム《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》、家庭用ロボットに死者の痕跡を宿らせ49日間共生できる《デジタルシャーマン・プロジェクト》等がある。
第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞を受賞、総務省異能vation(独創的な人特別枠)採択。2018年に世界的なメディアアート賞であるアルスエレクトロニカInteractive Art+部門でHonorary Mention(栄誉賞)を受賞。
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Cover Photo: Ars Electronica / Vanessa Graf