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コロナにより加速した変化。いま起きているキャリアのルールチェンジ

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

気づけばもう師走。2020年は誰にとっても忘れられない年になりそうですね。働き方の大きな変化、はじめての在宅勤務、リモート会議の日常化、、、どれをとっても会社および個人にとって多大な影響がありました。

コロナ禍で当初は採用を抑制した会社も多く見られましたが、慢性的な人材不足からゆるやかに採用も戻ってきているようです。正確にいうと極端に需給が動いたため、業種での偏りが顕在化している状況かと思います。

また、個人の転職意欲は高まりました。日経HR(東京・千代田)が「日経キャリアNET」登録会員を対象に、2020年7月30日から8月7日にかけて実施したアンケートによると「コロナを機に転職意欲が高まった」と回答したひとが全体の6割にも達したとのことです。これはコロナが直撃した業種の方が現業の将来に不安を覚えたこと、そうでない業種であっても自分と向き合う時間が増えたことでこれまでの働き方や生き方について見直す機会となったこと、などの理由があるでしょう。

わたしも先月で転職してまる3年を迎えました。日系大企業から米国外資系日本支社という異業種かつ異職種の転職という自分としては大きなチャレンジでしたが、思った以上に楽しく働けています。「リクルートエージェント」の約10年間(2009~18年度)の転職決定者を分析したデータによると、この10年の転職事例のうち、同業種内の転職は3割(32.6%)にとどまり、異業種への転職は7割弱(67.4%)に達しているそうです。意外と異業種への挑戦が多いことにびっくりしました。

やりがい、年収、人間関係、ワークライフバランス……。
何かを得ると何かを失う。転職とは〝トレードオフ″なもの。
何かを妥協しながら働くのが当たり前。

これがこれまでの日本のキャリアの常識でした。しかし、先の日経HRの調査では「在宅勤務経験者の間では「今後も継続を望む」という回答が約9割」という結果も出ており、急速にわたしたちの取り巻く環境、働き方が変わっています。そしてなにより、「キャリアは自分でつくるもの」という考え方へのシフトも急速に進んでいるのです。それに呼応するように、会社側も変化しています。つまり、キャリアのルールが変わったのです。

わたしは、誰もが楽しく働ける社会をつくりたいと心から願っています。

そのためには誰もが「我慢しない自由な働き方」を手に入れてほしい。そのためには具体的な方法論に落とし込み、広く伝える必要がある。そう考えた結果、自身の経験や人材業界での知見を踏まえ、1冊の本にまとめました。

こんなひとにおすすめ
・「今の仕事にやりがいはあるけど、上司とのそりが合わない……」
・「給料はいいし将来安泰な会社だけど、裁量が少なくてやりがいがない……」
・何かを得ると何かを失う。転職とはトレードオフなものと思う方
・新しいキャリア形成の価値観を知りたい方
・やりがい、年収、人間関係、ワークライフバランス……すべて同時に実現したい方

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本書では新時代に求められる5つの転職の思考・行動様式を、
「転職1.0(旧型のキャリアの価値観)」から「転職2.0(新型のキャリアの価値観)」へのシフトという形で解説しています。

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以下のサイトでは試し読みも公開しました。

この本は、緊急事態宣言真っ只中の4月下旬に、直接面識のない編集者の方からの1つのリンクトインメッセージからすべてが始まりました。そして、いまに至るまで、いまだ対面できていません。まさに「ニューノーマル」時代の仕事の実践でもあります。

微力ではありますが、だれもが幸せに働ける社会をつくるための一助をなれば幸いです。


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