北関東

アラサー婚活女子は、愛知に行っても、北関東には近付くな。

男余りの記事を東洋経済に書いてから、各方面でバズっている「300万の男余り現象」ですが、結婚適齢期の25-34歳アラサー世代にしぼると、都道府県でいったいどこが男余り県なのかを出しました。

もうタイトルで答え書いてありますけど…

ぜひご一読ください。

実は、20~30代での都道府県ランキングは過去に出していて、その時は一位が茨城県ということもあり、その当時話題になりました。そのデータが日本テレビ「月曜から夜ふかし」でも紹介されたくらいです。

25-34歳のアラサーでも、茨城、栃木、群馬の北関東3県は相変わらず強いのですが、アラサーにするとなぜか愛知が急に出てきます。アラサー男余り数で言えば全国1位です。

となれば、アラサーの婚活女子は今すぐにでも愛知に行った方がいいと思うんですが(実際愛知の女性の50歳時未婚率は低いわけですし)、とはいえ、行ったところで本当に愛知でアラサーが結婚しているのか?という疑問もあります。

そこで、人口動態調査から2016年と2017年のアラサー男女の結婚数を抽出し、それを2015年国勢調査での未婚人口で割って、この2年間でどれだけ未婚者が結婚できたのかを計算してみました。

男余りエリアに行けば、本当に女子は結婚できているのか?

わかりやすくするために、男余り率上位5県(栃木、茨城、愛知、福島、群馬)と男余り率下位5県(宮崎、奈良、大阪、福岡、鹿児島)だけを比較してみます。


非常に興味深い結果がでました。



男余りの大小で見事に違いが顕著に出ました! 

男余り県の女性の結婚率は非常に高く、愛知はめちゃくちゃアラサー女子、結婚できています。

婚活女子の皆さまへ、マジで愛知行った方がいいかもしれませんよ。

このバブルの大きさは、2年間の結婚数を表しています。愛知では、大阪並みの結婚数とともに、人口比での結婚率は断トツに高い。同じ愛知でも、男とは8%も差があります。同じ男余りでも北関東では女の結婚率も芳しくありません。むしろ男余りでもない九州エリアと結婚率は変わらないのです。

北関東は避けましょう。これは、北関東には未婚者の男は多いけれど、結婚まで至らないということを暗に示している可能性があります。

一方、男の方に目を向けると、男余り地区である北関東は悲惨です。全く結婚できません。アラサー未婚種のうち2年間累計でたった10%しか結婚できていないということです。北関東在住で結婚したいアラサー男子は、いますぐ大阪や福岡へ引っ越しした方がいいのではないでしょうか。

但し、住むエリアを変えれば、それで結婚できるという保証はありません。


それにしても、北関東の男たちが結婚できないということを言うつもりは毛頭ありませんが、こうして数字で出ている原因については、調べてみたくなります。

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