見出し画像

中国がボイコット・不買運動したものをリストで紹介

日本の皆さん台風大丈夫でしたか。北京はすっかり寒くなりました、もうエアコンで寒さを凌いでます。

今日は、ここ数年で国際関係が原因で中国が不買活動・ボイコットしたものについて話したいと思います。(前編)

■こんなにあるんです、中国がボイコットしたもの

先日このリストがネット民で話題になりました。ちなみにリストの情報源は中国のネットユーザーがまとめたもので、事情説明は僕個人の調べです。

画像2

■2008年、スーパーのカルフール

北京オリンピックの聖火リレーの際、フランスですごく邪魔されました(主にチベット独立を主張する人たちに)。それはカルフールのトップがチベット独立を支持したからで、中国人に最も身近なフランスのスーパーは不買活動を受けました。

画像3

■2012年、日本製品

これは説明不要ですね。尖閣(釣魚島)問題で日本製品、日本メーカーへのボイコットが起きました。中国人が所有する日本車も標的になって大変なことになりました。

■2014年、マレーシア旅行

マレーシア政府とマレーシア航空が行方不明になったMH370の件での不作為で中国人の怒りを買いました。ちなみにMH370には154名の中国人乗客がいた。

■2015年、ケンタッキー、マクドナルド

引き金になる象徴的な事件はなかったが、全体的に、反アメリカ、反アメリカ企業という展開です。ほぼ地方都市に集中して、一部のネットユーザーからも「こんなバカなまねはやめなさい」と批判があがりました。メディアからも「愛国」には「理性」が必要だと報じられていました。

画像4

■2016年、韓国

ミサイル配置問題の件で嫌韓が始まりました。旅行や韓国製品購入もですし、韓国芸能人たちは出演していた中国の番組を一斉に降ろされました。さらにコアな韓流スターのファンがネットで叩かれたりもしました。

■2017年、ドイツブランドPhilipp Plein、Spreadshirt

どっちもデザインやプロモーションで中国人の姿を醜く描くため怒りをかってボイコットされました。

画像5

Philipp PleinのTシャツには変な中国人のキャラクターと挑発的なf◯◯k you chinaの文字が。。これはボイコットされてもしょうがないですね。

画像6

Spreadshirtのサイトで売ってたTシャツ。うむ……

■2018年、フランスブランドBalenciaga

フランスのBalenciagaの店の前で新発売の靴を買うために行列が出たとき、ちゃんと列を並ぶ中国人と列を割り込んだ外人が口論に。そしてセキュリティーが中国人を押さえた動画がネットでアップロードされて一気に騒動になりました。

その後Balenciagaからの対応が下手くそだったこともありネットでも炎上、かなり叩かれました。

画像7

■2018年、インド

中国とインドは国境問題もあって前から関係がよくないんです(特に国民の間では)、そして中国とインドはずっとやりあっています。インドからも中国製品の不買運動がしょっちゅうあって、2年前は「歯には歯を」て感じで中国がインド製品の不買を実施。

■2018年、イタリアブランドD&G

これは日本でも報道されましたかね。展示会で中国向けのプロモーションビデオを流したんですが、中国人のステレオタイプが満載で見てて非常に不愉快になる内容でした。(これは酷かった、日本人が見てもムカつきますよ、見たい人はYoutubeで探して)

画像8

とても細い目のモデルがわざと下手くそな箸の使い方でピザやホットドッグを食べたりするシーンが。完全にケンカ売ってる内容。あろうことか上海の展示会でこれですよ...

おまけにドルガバのボスがSNSでこんな暴言したのが流出して大騒ぎ。

画像9

...表現の自由は人権です。ボイコットも人権ですね。その日のうちにECショップを含めて全ての中国のお店からD&Gが消えました。今は細々と存在してるみたいです。

■2019年、ZARA

これもまたプロモーションでやっちゃったケースです。

画像10

外国メーカーの化粧品宣伝ですが、中国人モデルを悪意ある感じで化粧させて登場させて問題に。

画像11

ちなみに同じモデルさんがシャネルでの写真はこんな感じです。

画像12

■2019年、NBA

そしてこれです。NBAと中国が喧嘩してる件は詳しく書きました。

↑NBAチームのロケッツのオーナーが「香港支持します」ってツイートがきっかけで喧嘩開始、もう中国でNBAは終わりって感じになってます。

こんな状況のさなか、中国でエキシビジョンゲームに来ていたレイカーズの試合が開催できるのか危ぶまれていたのですが、最終的には試合が行われた、そして(上海、深センで1試合ずつ)会場はほぼ満員でした。

画像12

これに対して愛国のみなさんが超非難。皮肉にもウォールストリートジャーナルにこんな写真があげられて、中国のネットでもNBAファンへの叩きが絶えなかったです。(そりゃファンなら見に行きたいよね。。)

頼むからNBAとだけは仲直りしてください!見れなきゃもう違う国に行くしかないよ...

次回は、なぜこうなるのかの理由を書きます。


※ここでしか知れない中国情報を届けます、ぜひフォローしてください。
Twitterでも情報発信してますのでこちらもぜひ見てください。


よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball