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「レンジャー的組織論」に見るジェンダーバイアスのこれまでとこれから

3月は、国際女性デーがありましたね。例年いろいろな女性がInstagramでミモザの写真をあげているのは見ていたものの、自分自身にジェンダーバイアスがかかっている自覚をしたことがなく意識してこなかったのですが、今年は少しだけ景色が変わったような。長女のためにミモザを買ってきて、弟たちに飾りながら少しだけ話をしました。ミモザは国際女性デーのシンボルであり、運動の発祥の地であるイタリアではミモザの日と呼ばれています。

上記記事の中に、ジェンダーバイアスやアンコンシャスバイアス、女性の働き方について深掘りするさらにいろいろな内容が記載されていますが、いろいろなことがまざりあっていてなかなか整理しづらい。

子ども達に話したのは、ざっくりとこういうことだ。「女の子と男の子の違いはある」「かといって決めつけは良くない」「女だか/男だからで片付けるなし」「女をバカにする男がいるのはムカつく」「でも男の子のバカさ加減も母は可愛いと思う」「それぞれが一人ひとりの人間と認められるべきなんだ」という話。

そして、今まで女とか男とかのくくりを、私の口から聞いたことのない当人たちは「?」という顔をしていた。

そんな家族のやり取りから思索を展開させまして、このnoteでは、

①性差の事実をシンプルに受け止める
②性差からくる無意識的偏見を持たない
③個体差がある前提でいる

ということについて深めていきたい。ジェンダーバイアスについて、どう捉えたらいいかわからない方の参考になれば。

決めつけることとカテゴリーに収まって強気になるのはダサい

①性差があるのは事実だ。でも、

カテゴリーごとの性質に全員が当てはまると決めつけること

はシンプルにまずい。リサーチしたカテゴリーに「はまっていると決めつける」ことがよくないのは言わずもがな。男だからダメ、女だからダメ、年寄りだからダメ、若いからダメ。これはやめよう。応用編がたくさん出ています。

次に良くないのが、

カテゴリーごとの性質に当てはめに行って対立して強気になること

自分個人の個体差で勝負するより、そのカテゴリーに属している安心感を持って強気になって対立構造を作り出したりというのは、本当にやめてもらいたい。これは②性差からくる無意識的偏見を持たない、アンコンシャスバイアスを助長する立ち位置な気がします。

③個体差がある前提でいる に関しては、記事の最後の方で触れたいと思います。

「あなたは何レンジャー?」に見るジェンダーバイアス

さて唐突ですが、そんなふうにジェンダーバイアスに想いを馳せていて思い出したのですが、誰かを“戦隊ヒーロー”に例えて話したことはありますか?色々な人が色々なところで語ってきただろうあれ。ゴレンジャーから始まる、レンジャー戦隊シリーズの組織論的な、飲み会の鉄板ネタです。

レンジャー理論の一例
赤:正義感と好奇心。事件に巻き込まれてくる
青:冷静沈着、頭脳明晰
黄色:食いしん坊or個性的、カルチャー系
緑:優しい。みんなのサポート役、中和役
ピンク:女子戦士、あくまでも女性らしく戦う
黒:いつもいないのに、いいところで出てくる

という雰囲気。
当時モテ期にも繋いで話していて、

レンジャー理論(モテ期編)
赤:小学生のとき一強。中学後半以降、一生懸命ダサいの風潮で縮小傾向
青:中学・高校時代にモテる
黄色:大学で急にモテる(カルチャー系の女子に良さがバレる)
緑:社会人になったら緑。優しい誠実さ重要。
ピンク:(女子だから割愛)
黒:ずっと一部の女子にモテてる。でも急にいなくなるから気をつけろ
敵の病弱なボス:ずっと一部の女子にモテてる。でも死ぬから気をつけろ
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※「俺って、何レンジャー?」と聞かれて「お前はたくさんいるショッカーだわ」までがワンセット

上記のことから、大学時代の私の自論で、「赤レンジャーの彼女が一番幸せになれそう」というところにたどり着いて、こちらは女子トークとして盛り上がっていた。ただ、同時に気付いたわけです、「私は、その幸せになれそうな女子でも、ピンクでさえなく、自分自身が赤レンジャーなんだけどどうしたら…」と。

“レンジャー的組織論”に関しては変わってきている感じがするのは希望

最近、多様性について考えてきて、この価値観は変わってきた体感があります。最近の戦隊モノは、黄色や緑が女子だったり、ピンクが男子だったり、紫とか白、金・銀という概念が生まれたり弱虫な赤がいたり、色々変わりながら長寿シリーズとして続いて50年近く経っている。その中でレンジャー内の男女比率も近くなっていたり、女性戦士の色の選択肢も増えてきています。赤レンジャーが女性こそまだないですが…。

この組織論は面白く、例えば私は全力赤レンジャータイプですが、夫は青レンジャー。家族というチームは赤と青でぶん回し、うちの場合は夫と会社もしているもので、仕事においてもプロジェクトごとに黄色や緑、ピンクを連れてきて入ってもらっています。このとき、性別は関係ない実感があります。

50年と言わず、平成初期の20年前と比べても、女性の選択肢が増えてきているのだと思います。私は20年前こそ女の子の赤に遭遇したことはなかったですが今は、「赤」の女性と連んでいますし(起業家はほぼ赤)、青・黄・緑・ピンク・黒な女子にも、出会える機会が増えました。

性質の差はやっぱり変わらないんだけれども、考え方やあり方の選択肢が増えて進化してるというのは、まさに希望で喜ばしいこと。20年でこんな変わったのであれば、この次の20年は、もっともっと選べるようになると思うし、そういうことを全力で追いかけてアップデートしていこうと思った次第です。

個体差が何よりな時代へ

変わらないものへの情報収集とアップデート重要

①性差の事実をシンプルに受け止める
②性差からくる無意識的偏見を持たない
③個体差がある前提でいる

20年前に立てた「赤レンジャーと一緒になる女の子が一番幸せ」という仮説に関しては今も思うところがあり、この3月でいうとWBC(なんとなく感じ始めていたのは12月のワールドカップから)。オオタニサンをはじめとするスポーツ選手は、それはそれは赤じゃないですか。一流の赤レンジャーがかっこいいのは、一生懸命没頭するところが本業で、それで結果出してるのは誰もが好きになる、魅了されます。そりゃモテますよ、人間として。

でも、やっぱり超一流になると、赤は他の戦士と一緒に常に戦っているわけで、家では支える側専門の人がいた方がいい。いやいないとダメ。オオタニサンは超一流サポート能力あるヒロインと一緒になるはず。そこは色々な組み合わせが出来た昨今でも変わらない。面白いですよね。

男性と女性の性差、タイプ差、変わらない部分も含めた色々な世代がどう捉えているかなど、現状把握の情報収集とアップデートは必須です。

最終的には個体差勝負

次の20年後は、性質を理解した上での個体差勝負の時代になっていると思うのです。男がダメと主語を大きく言えばいいわけでなく、男性より優秀な女性がいる一方、そういう問題でなくダメな女もいますし、嫌なおじさんもいれば、かっこいいおじさんもいます。優秀な赤もいれば、使えない赤もいる。そういったことを踏まえて、一人ひとりが色々なカテゴリーに属しながら、その中で鍛錬していくこと。カテゴリーの属性は知りながら…というのが今後の未来を作っていくことに繋がると感じた、という話でした。

この話の発端を、stand.fmで話してます「#30 レンジャー理論アップデートから感じる多様性の進化」。男女の性差について思ったことなど、投稿からカットした話も話しています。私の人となりがわかるのがしゃべりかなーと思うので、よかったら聞いてみてレターください!

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