帰省中「まだ結婚しないのか?」攻撃に使えるデータ
お盆真っ只中ですが、マイナビウーマン連載「知らないと困る 結婚の数字」が公開されました。お盆休みで帰省中の独身の方も多いことと思います。「まだ結婚しないのか?」という親御さんの声に、うんざりしてしまう独身男女の方はぜひこのデータを活用してみてはどうでしょう?
今回は、各都道府県における婚活効率について検証しました。
言ってみれば、都道府県別アラサー男女の「結婚しやすい県と結婚しにくい県」とを、結婚前向き人口ベースでランキングしたものです。
これを見ると、東京や大阪で一生懸命婚活しているのに、全然マッチングされない状況がわかると思います。
自分でもびっくりしましたが、20代後半は全国的に相当な「女余り」です。もちろん人口の絶対数は「男余り」なんですが、「結婚前向き人口」だけを抜き出すと、女の方が多くなってしまうのです。
みなさんのお住まいの県はいかがでしょうか?
「早く結婚しろ」という親の声には、「しょうがないんだよ、男余り(女余り)なんだから」と、こちらのデータも上手にご活用ください。
ところで、結婚前向き人口とは、僕が勝手に命名したのではなく、国の正式な統計である出生動向基本調査に基づいて、「1年以内に結婚したい+理想の相手ならしてもよい」という人口を算出すると、25~29歳では男51%・女67%、30~34歳では男64%・女73%と、それぞれ大きな差があるのです。この差分が婚活においては、女余り現象を生みます。
本文はアラサー女子向けにやさしく書きましたが、厳しい現実を突き付けてしまうと、20~30代で「結婚に自発的に前向きな未婚男は4割程度」しかいません。それを裏付けるデータもあります。
2015年国勢調査で、20-30代男性の有配偶率はたったの37%です。4割にも達しないわけです。20-30代女性の有配偶率は45%ですが、これは40代以上の男性と結婚しているからです。
「おっさんは嫌だな」と思う婚活女子は、20代のうちに婚活市場になんか出てこない一般男性を狙わないと難しいかもしれませんよ。婚活市場にいる男性がロクなもんじゃないという意味ではなく(それも少しありますが)、ただでさえアラサー婚活は女子の熾烈な争いになりがちなので、一部のモテ女を除けば、それを繰り返しても疲弊するだけです。
何度も言いますが、男の7割は恋愛に受け身です。待ってたら一生やってきません。