マーケティングに求められるエンターテイメント性
どの業界でもエンターテイメント性が求められてはじめていると感じます。
今日は、エンターテイメント性を持ち込むことで、新たなブランド価値をつくり出している事例をまとめてみました。
マーケティング戦略を考える上でエンターテイメント性とどのように向き合うべきかを最後にまとめています。
事例①家電量販店は「家電を売る」から「エンターテイメント性の追求」へ
こちらはビッグカメラの売り場の変化に関する記事です。
ビッグカメラは家電量販店ですが、酒の試飲カウンターを設置を強化しているとのことです。
また、ヨドバシは、本日16日に新たに複合商業施設を大阪・梅田にオープン。ファミリー層、オフィスワーカー、訪日外国人など、幅広い顧客が楽しめるよう「エンタメ化」を進めるとのこと。
家電量販店の売場の概念が、「家電を売る」から「エンターテイメント性の追求」にシフトしている。
事例②スーパーマーケット・サミットの好事例
社員がエンターテイナーになっている好事例。
店舗をメディア化して、働く社員の方々を主役として創造性を発揮してもらう仕組みをつくっているのが素晴らしい。
エンターテイメント性は、組織にお客様を楽しめる文化を浸透させることが最も大切だと考えています(ディズニーランドが良い例)
サミットの人事制度がどうなっているのかが気になるところです。
良い塩梅にエンターテイメント性を入れ込む新日本プロレス
先日にフィールドワークしてきた新日本プロレス。
新日本プロレスは、スポーツ性とエンターテイメント性を掛け合わせて価値を出している好事例だと考えています。
この記事がファンのリアルな声が反映されています。
新日本プロレスの4Pマーケティングミックスを整理してみました。
個人的には、パワポでプレゼンをするスーパーササダンゴマシンの存在がツボでした。
スポーツは全般的にエンターテイメント性をもとに観客を取り戻したり、盛り上がっている傾向にあります。ベイスターズやBリーグは典型的な事例だと思います。
最後に、エンターテイメント性が大事なのはわかったけど、どう考えれば良いのか?という部分です。
フレームワークに落とし込んで考えてみましょう。
まとめ:マーケティングミックスとエンターテイメント性
マーケティングの基本フレームワーク4P(マーケティングミックス)
この4Pを活用する時に、価格以外の3つの要素で顧客が喜ぶ「エンターテイメント性」をつくり出せているかをチェックしてみると良さそうです。
①Product:売物×②Place:売場×③Promotion:売方
=エンターテイメント性
×微妙なマーケティングミックス
・Product:商品の機能性
・Place:売場の利便性
・Promotion:広告はとりあえず認知獲得
↓
平凡な体験
=Price:とりあえず求めやすい価格設定しないと買ってもらえない
○良いマーケティングミックス
・Product:商品に顧客が喜ぶ要素がある
・Place:売場に顧客を熱狂させる要素がある
・Promotion:広告は熱狂した顧客の口コミ
↓
エンターテイメント性溢れる体験
・Price:顧客は大満足→定期的にお金を支払う
マーケティングミックスにエンターテイメント性を組み込み、顧客の熱狂をつくり出す。これができるブランドが生き残る時代だと考えています。
小売・サービス業の店舗の在り方を考えるのには、「小売再生」がオススメです。
本日の日報は以上です。