緊急事態宣言の終わり方についての考察
緊急事態宣言の終わり方が議論になっている。
そもそも論では、パンデミックという社会的な課題の損失を飲食業やその関係者に負わせている今の状態は不合理だと思う。
しかも、多くの感染が、お店の中での「マスク無しでの会話」によって引き起こされているのは明らかなので、それを止めるのに、お店を閉じる必要はそもそもないのではないか。
むしろ止めるべきは、「店内でのマスクなし会話」である。「店内でのマスクなし会話の禁止」を政府や自治体や業界やお店が、嫌でもポスターなどによって目につき、アナウンスで耳につくように強くキャンペーンをすれば、同調圧力の強い日本では、大きな効果が期待できる。お店を休む必要などなくなる。
これまでも「店内でのマスクなし会話」は問題と言われていながら、明確にお店にも顧客にも「禁止」とはいってこなかった。もっとマイルドないいかただった。
会話を禁止することもなく、営業も止めることもなく、飲食を止めることも必要ない。
「マスク無しでの会話」だけを「禁止」するのである。それに特化するのである。今の営業時間の制限や人出の制限は、主に「マスク無しでの会話」の頻度を下げる手段である。それなら直接それを「禁止」にする方が効果的ではないか。
電車の中での携帯の通話を止められる日本では、店内でのマスクなしの会話を止めることは十分可能だ。
「マスク無しでの会話」がもたらしている、飲食業やその関係者、さらには医療従事者やそのご家族のご苦労や生活を思うと、それくらいはだれしも我慢できると思う。