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社内会議を社外に発信する時代..!?ビジネスとエンタテイメントの境界線が溶けている?

「1時間以上の、休憩時間(CM)なしの映像コンテンツを視聴し続けること」って、あまり馴染みのない経験..?って思っていましたけど、最近は、日常になりましたよね。昨今乱立しているビジネスウェビナーは、1時間枠は当たり前で、モノによっては、半日・1日・複数日に渡るものなんてのも当たり前になってきました。

「そもそも」でいうと、僕は、浪人時代「今でしょ!」で話題な某通信予備校に通っていたので、当時は通信での授業や、VHSでの受講は当たり前でした。(現代っ子は、スタディサプリなどのスマホサブスク動画でラーニングをすることは当たり前ですね。)僕の出演した「ビジネスブレイクスルー」も、長時間、休憩なしのオンラインコンテンツです。

映像といえは、テレビでは「60分の番組」といっても、CMや編集が入り、実際の正味のコンテンツは40〜45分くらいかと思われます。

ビジネス番組で1つのコンテンツをエンタテイメント性を持った形まで昇華した事例は、やっぱりテレ東さんが強くて、

が有名ですよね。他の民放では

などが例にあがるかと思いますが、僕がすごいなぁ、と思っているのは、

こちらです。ゴールデンタイムのお茶の間にスポンサードコンテンツではない(と思われる)形で、単独ピックアップの形で、企業の紹介を消費者視点もあり、企業の内部視点も持つ番組です。(ただし、我が家は、この1年TVを物理的につけなくなったので、まったく見てないですが。)

テレビのコンテンツは、BGMやナレーターによるエンタテイメントとしての「緩急」があり、転換のCMもある。ビジネス系のコンテンツは、基本的に(企業広報的にも)事前収録。

そんな中、新スタイルの新たな切り口のコンテンツが日経にやってきました。

「THE MEETING」

初回が本日OAされました。(視聴者の質問も拾っていたので生でしょう。)

「THE MEETING」という名の通り、「企業の会議」に潜入する企画です。一般常識からしたら、「究極の企業内部情報を一般放送公開する」なんてのは、通常のサラリーマンの発想からしたら、想定もしえない企画です。

ですが、今回日経さんは企画にしちゃって、さらに、初回も豪華スピーカーが登場して、次回予告(12月にスマイルズ社)までしちゃっています。

一見、前例のない、型破りな企画?と思いがちかもしれませんが、ふと、今どきな伸長している企業カルチャーを眺めていると、オープンであることは、ネガティブな側面だけでもない気がしてきます。

「会議には常に空席の椅子を用意する」と言われているAmazon。(Zoomでもそうしているのかしら?)

また、「企業とファンとの共創企画・商品」なんてものは、SNS時代によく見かける施策です。(黎明期は話題になりましたが、昨今はUSPになりにくくなってる感もありますが。)

また、会議こそ公開しなくても、従来まで「プレスリリース」として出していた情報も「一番早く情報を届けるのは、ファンだ」という思いから、マスメディアを通じずに、デジタルという手段を通じて直接顧客に届ける企業もでてきています。

当然、これらの取り組みには最低限「IR的に対外に露出してはいけない情報・競合他社に知れ渡ってはいけない情報」の分別がある必要はありますが、僕を含めた実名で仕事風景をSNSで投稿するサラリーマンが、多くいる中、顧客と滑らかな、境目のない関係性を構築したい企業にとっては、自然な姿なのかもしれません。

また、「1時間以上休憩なし」というコンテンツにおいて、ビジネスセミナーとはいえ、座禅のような修行ではありませんので、途中、「ブレイク」は、必須だと思っています。今回は、井手社長(てんちょ)より、楠木先生が率先して(ry

僕は、文字通りのブレイク時間を作ったりします。ウェビナー中のトークで「背伸びして〜!」とか「一旦立ってみましょうか!」とか。ブレイク、というとふざけて、とか、ちゃかして、と思われがちですが、そうではなく、これは、数多あるウェビナーの中で、僕のような、ただのサラリーマンのトークの中で視聴者の「記憶」に残るための1つの「きっかけ」です。

「TVで面白かった番組」のように想起してもらえるコンテンツになるために、ビジネスセミナーの形もこの1年半以上たった中で、2.0へと、いや、もう3.0とかそれ以上にバージョンアップ進化していく必要があると思っています。(「面白かった」は、「ためになった・参考になった・一緒に仕事をしてみたくなった」のきっかけです)

その中で、動画・ビジネス・エンタテイメントの掛け算がうまくいっている(視聴者を引きつける)事例は、こんなコンテツでしょうか。

とはいえ、一般的なサラリーマンが全員あっちゃんにはなれないので、それぞれの道で、それぞれの手法で、武勇伝を作っていくしかない時代ですね。

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