やはり「脱マスク記念日」だったが周囲はほとんど変わっていなかった
3月10日に投稿した「感染対策の域を超えているマスク議論「脱マスク記念日」?|水野泰孝 Global Healthcare Clinic (nikkei.com)」に明記したとおり3月13日は朝から深夜まで至る所での「マスクをしている人・していない人」の話題で持ちきりでしたが、多くの人たちにとっては結局のところ変わり映えのない普通の一日だったのではないでしょうか。(花粉飛散時期ではありますが)むしろ多くの人がかわらずマスクをしていたことで同調圧力が強まったかもしれません。ただ再度申し上げますが、「マスクをし続けることに疑義を唱える」ということではなく、「マスクは要らない」ということでもなく、さらには「必ずして下さいよと声掛けする」までのことでもなく、コロナ前と同じような位置づけに戻しませんかということが前提です。
それでも「脱マスク記念日」とも言うべきだったのは「航空機」です。本日も定期出張で航空機を利用しましたが、空港ではマスク関連のアナウンスは一切なくなり、搭乗に際してはマスク着用を促すアナウンスだけではなく「適度な距離をあけて」というアナウンスもなくなっていました。さらに機内では「定期航空協会の指針に基づき、3月13日より空港および機内におけるマスクの着用は任意となりました。ご了承下さい。」というアナウンスに変わっていました。これまで世間では義務化されていた訳でもないのに「機内だけ義務化」されていたからだと思います。
これまでのアナウンスは以前に投稿した記事「航空機内でのマスク着用義務化の緩和について思うこと|水野泰孝 Global Healthcare Clinic (nikkei.com)」に明記してありますが、先週搭乗した時と本日搭乗した時(僅か1週間)で、「国内の感染状況が大きく変わった」訳でもなく、「旅客の不安解消がなされた」訳でもないのに「3月13日」を境に対応が大きく変わった訳です。感染症法の改定は法的な根拠があると考えますが、法的根拠のない「定期航空協会の指針」に基づくという文言で「マスクをしなければ降機させるといった強制力」が「本日から任意です」となるのが日付により線引きをしたとは言え、やはり納得し難いところでした。
新型コロナが発生した当初はここまで規制はなかったと記憶していますが、結果的にこのような対応となるのであれば、「一瞬たりともマスクを外すな」とも言うかの如くではなく、もう少し柔軟な対応を取ることができなかったのか、もしそうしていればこれまでに発生した(少なくはないと)思われる旅客とのトラブルは回避できたのではないかと考えてしまいます。接客を行う客室乗務員の方々におかれましては、会社の指針に従わなければなりませんので大変なストレスであったと推測します。
以前より航空機内でのマスク着用に関しては疑問を持ち続けていたのですが、お上の一声であまりにもすんなり変わってしまったことがどうしても解せなかったので搭乗日に記事にしました。単なるつぶやきと思って下さい。ついでにフリークエントフライヤーとしてのつぶやきもですが、定時運行のために搭乗時間に余裕をもって集合する、荷物を収納する時は後続の人を通してから収納する(特に通路が一つの機種ではいつも大渋滞になってしまい全員の搭乗が遅れます)ようにしていただけると良いのですが・・。