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地方に住みながら働く世界 収入を維持しながら生活コストを下げる

テレワークにより、地方や海外などどこに住んでいても仕事をすることができるようになりました。

これまでFPとして、都心で働くか、地方に住んで働くかどちらがお得かという計算も、物価や時給などを考慮しながら計算をしたこともありました。

それが、一気に都心の収入を維持しながら、地方の低コストな生活ができるようになるのです。

私はもともと地方出身で、この7年間はシンガポールと地方を行き来しながら、東京はアポイントベースで訪問するというスタイルを継続しています。それでも意外と仕事を回すことができるのです。

ピークの頃より収入は減りましたが、自由時間は何倍も確保できるようになりました。移動の時間や余分なミーティングが減ったからでしょう。浮いた時間で資産運用をしたり、子育てや家事を丁寧に行うことができるようになりました。シンガポールでメイドを雇えば年100万円程度するために節約=その分は稼いでいるということになるでしょうか。

IT業界でも、住むところを選べるというスタイルは定着しています。地方に住んで親の介護をしながら働いている人もいます。転職をする人もいきなりテレワークで同僚と会わないで仕事が始まることもあるそうです。それによってより知っている人や紹介で仕事が決まりやすいという傾向があるようです。やはり最初は対面に越したことはなく、すでに知っている場合はいきなりリモートでもスムーズに入れるからでしょう。

地方で働くことにより、まず家賃なと住居費を下げる効果があります。より広い家に安く住むことができ、生活の満足度が高まります。スーパーやレストランの値段も違うために食費なども減らす効果があります。反対に新幹線代などの交通費はかかるでしょう。

地方に住んでいる親と一緒に住み始める人も増えています。シンガポールでも中国やインドから両親を呼び寄せる人も増えています。2世帯で住むことにより、生活コストが下がり、子育てや介護を助け合う効果も生まれます。病気で療養中の方もマイルドに働いている場合もあるようです。これまで両立が不可能と思われていたような両立も在宅勤務により可能になりました。

コロナにより、不便ももちろん増えたものの、働き方とライフスタイルの見直しができたというよい面も生まれました。起きたことを全て前向きに受け入れ、生活の向上を工夫していきたいものです。

#日経COMEMO  #地方で可能になった働き方

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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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