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社会や市場に違和感をもつことの大切さ

本日は市場のとらえ方に関して考えていることを整理していきたいと思います。

キーワードは「違和感」です。

違和感、つまり何かおかしいな・・と察知することです。

みんなが何とも思わず流しているようなことも、何かおかしいぞ・・と違和感をもつことから新しいビジネスや市場が生まれると感じています。

自分のまわりで、クリエイティブな仕事をしている人は、みんな共通して「違和感をもつ力」をもっている。

この違和感をもつ力とは何かを考えていきます。

社会の違和感に気づく力

最近SDGsという言葉が注目を集めています。
また、CSVやコーズリレーテッドマーケティングと呼ばれる「社会課題解決をビジネスの力で取り組む」ことを推奨する流れがあります。

社会課題解決に取り組むことを推奨されたとしても、例えば既に社会課題だと言われているから、その解決に向けて取り組もう!と考えても、当事者意識がないのでうまくいきません。

自分が現場に足を運び、現場で違和感をもち、その違和感をなんとかなくしたい、と思うからこそ本気で社会課題解決に取り組むのだと思います。

社会課題に取り組むビジネスやNPO活動で成功している人(成功していなくても活動を継続できている人)は、みんな自分の身体で違和感をもった体験をしています。

これは原体験や当事者意識が重要だと言われることと似ているかもしれません。

違和感から市場機会をつかむ発想

それでは、違和感から市場機会をつかめる人、良いビジネスモデルをつくれる人の特徴とは何でしょうか?

市場機会を捉える人の頭の中では、このような思考が働いているのではないかと考えています。

本当は〇〇であるべきだけど、今は〇〇になっている、だからこのようなビジネスをする!

実際に市場機会をつかんだ人がどんな視点で物事を捉えていたのかを考えてみます。

Appleの場合
本当はコンピューターは人の創造性を最大化するものだけど、今は特定の人しか活用できていない、だからAppleはパーソナルコンピューターを開発する
スターバックスの場合
本当はカフェは人が繋がり合う場所だけど、今は美味しくもないコーヒーを1人で飲む場所になっている、だからスターバックスはサードプレイスをつくる

※創業ストーリーを加工しているので、必ずしも上記が正しいかはわかりません。

Appleもスターバックスも、違和感からはじまってビジネスやブランドがつくられていると思うのです。

毎日の仕事で意識したいこと

自分は社会や市場に対してどんな違和感をもっているか?

社会や市場に対して違和感がなく仕事をしているのであれば、既にその領域には飽きているかもしれません。

小さな違和感をもち、その違和感を解明するために調査をしたり、違和感を解消するための行動をとれたりする人は、大きな仕事を成し遂げやすいと考えています。

時にネガティブに捉えられやすい「違和感」を大切に仕事をしていきたいと思います。

本日の日報は以上です。