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株価大暴落から考える、新型肺炎からの経済への影響と資産防衛術

新型肺炎はアジアから欧州に波及し、24日から世界の株式市場が大荒れに。NYダウは7日続落で、週間の下げは12.4%と2008年の世界金融危機以来の大きさでした。

さて、新型コロナウイルスはいつ収束するのでしょうか。

シンガポールの学校では、政府の指導によって、2月1日から7月31日までの間に中国本土への渡航の予定を申告する必要があり、この期間に中国本土に行った人は14日間の自宅待機をしなければなりません。

シンガポール政府がこの段階で7月31日までとしているところからも、このウイルスとの戦いは長期戦になる覚悟が必要です。高温多湿のシンガポールでもウイルスは広まりにくいのかもしれませんが、なくなりません。

<国内の景気は非常に厳しい>

日本の昨年10月から12月までのGDP(国内総生産)は、前の3ヶ月と比べて、マイナス1.6%、年率に換算してマイナス6.3%となりました。これは新型肺炎勃発前の数字です。やはり消費税増税は経済に大きなダメージを与えました。

また、米国の10年国債利回りは一時1.15%まで下げました。投資家が高リスク資産を相殺して、安全資産に投資をすると、利回りは低下し続けて1%を割り込みかねないシナリオも考えられます。

ウイルスが収束をすれば中国などの新興国は成長余地があるのでV字回復をするでしょうが、それ以前に悪化している日本経済への影響は深刻になりそうです。

<金価格が史上最高値に近づいている>

世界情勢が不透明になるなか、金価格が上昇しています。

地金大手、田中貴金属工業は21日、金を1グラム当たり前日より92円高い6442円で販売しました。25日は6484円です。同社小売価格としては1980年1月に付けた過去最高値に次ぐ2番目の水準です。田中金属の店舗の前には行列ができているとも聞きます。

私はシンガポール在住、天才投資家のジムロジャーズ氏にインタビューをしましたが、「政府に対して人々が不信感を抱く時に金価格は上がる」と言っていました。

ジム・ロジャーズ「金はこれから更に上昇する」「新型コロナショック」は「序章」に過ぎない?

一時的に金は売られましたが、追証などの支払いのために当てられた可能性もあります。レバレッジをかけている投資家は強制決済、もしくは追証を入れなければならなくなるからです。基本的に金は強気でよいと思います。

今、多くの富裕層が現物の金地金や現金で資産を持とうとしています。金は配当なども産みませんが、富裕層などで資産の一部を分散投資させるには有効だからです。一般の人は保管料や税金などを考えると、ETFの方が始めやすいかもしれません。通貨や株式相場に対する不信感への代替手段として注目が集まっています。

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