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今日は起業家のメンタルヘルスについてです。あまり表に出てこないだけで、メンタルを壊してしまった、鬱病になっている、という起業家が多いのも事実です。日々色んなことが起きますし、ジェットコースターのようにアップダウンを繰り返していると、無理もない話だと言えます。

私自身も2011年7月に起業をして、12年目に突入していますが、ここまでの会社経営は、山あり谷ありでした。

一説によると、企業の10年生存率は、10%を切っている、という話もありますし、継続して会社を存続させること、それ自体が大変だなあ、と感じる日々です。

もう10年以上経営者をやっていますが、長く続ける秘訣は、とにかく無理をしないこと、精神を安定させること、苦しいときに、安定させる自分なりの術を持つこと、です。起業家の適正として、感情の起伏をコントロールできることは無茶苦茶重要です。

社会全般で見ても、最近、メンタルヘルスの話が上がることも多くなってますし、10年前に比べて、鬱病の人も増えている肌感覚もあります。

私が起業した2011年当時よりも、起業がしやすくなり、起業する人も増え、裾野も広がっているからこそ、起業家のメンタルヘルスについても最近よく耳にするようになっているのではないでしょうか。

昔は、起業という選択肢もレアで、バイタリティに溢れて、メンタルも一般の人よりも異常に強い、タフな人、そういう人が起業していたのかもしれませんが、裾野が広がってくると、みんながみんなそうでもなくなっている気もしています。

起業家は、どうしても野心やバイタリティに溢れており、とにかくタフなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、同じ人間ですし、むしろ、常日頃から極限のプレッシャーに晒されることも多いので、一般の人よりも、メンタルヘルスには、特別のケアをしていく必要があります。
また、気持ちは強く持っていても、体がついてこない、朝起き上がることができない、といったことも起こりえます。

精神状態をコントロールするために、私が心がけていることを紹介します。

  • ストレスや忙しさに忙殺されないように、空白の時間を作る

予定を入れすぎない、忙殺されない、ゆっくり大事なことを考えられる時間を意図的に作るのが重要です。欲を言えば、1人でゆっくりできる時間が良いです。

  • 仕事を完全に忘れられる趣味を持つ

全く仕事のことを考えなくなる時間を意図的に作ります。自分の場合は、格闘技をしているときは、集中して仕事のことなんて考えてられない(考えていると、危ない)のでいいリフレッシュになっています。

  • ネガティブな感情になる人付き合いをやめる

陰口、愚痴を言うような人、自分が劣等感を感じてしまう人、振り回されてしまう人、公私問わずこのような人たちとは距離を置く努力をしましょう。無駄な人付き合いは意外と精神を蝕みます。

  • 健康に気を使う

飲み過ぎ、食べ過ぎ、に気をつけましょう。太りすぎない、やせ過ぎないようにしましょう。一緒にいると、不健康になるような人とも付き合わない方がよいです。例えば、夜遊びしていつも飲み歩いているような人とは縁を切りましょう。

  • 年に一回の健康診断

年に一回は必ず、人間ドックを受診するようにしましょう。


頑張ることは重要ですが、その結果、心も体も崩壊してしまったら元も子もないので、何事もバランスだと思っています。会社経営はマラソンなので、長い視点で考えていくのがよいです。

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