既婚者の恋愛強者率を調べてわかった「結婚の冷たい現実」
恋愛強者3割の法則。
恋愛ができるのは男女とも3割程度しかいません。わかりやすく言うと、モテ男・モテ女は3割です。いつの時代もです。
これは、僕が本の中でも講演などでも、データを提示し、繰り返し主張していることです。
しかし、「仮に未婚者の中では3割しか恋愛強者がいなかったとしても、既婚者を合わせれば3割とはならないのではないか?」とういう意見も頂きます。
確かに、有配偶率6割。昔と違い、今はお見合い結婚が廃れて9割が恋愛結婚の時代です。とすれば既婚者の5割以上は恋愛強者と言えるのではないか、と。
なので、今回全国の夫婦1000組を調査し、恋愛弱者は一体誰と結婚しているのか?その組み合わせを調べました。
結論から言うと、既婚者が全員恋愛強者ではありませんでした。さらに言えば、既婚者も恋愛強者は未婚者同様ほぼ3割でした。
ぜひご一読ください!
記事内に書きましたが、夫婦の組み合わせに関しては、僕自身も発見がありました。
恋愛強者同士の結婚はたったの15%しかなく、残りの半分の強者は男女ともそれぞれ弱者と結婚しているのです。そして、恋愛強者男と弱者女の組み合わせは7%、反対に恋愛弱者男と強者女との組み合わせも同じく7%でした。
これだけを見ると、男女ともうまい具合にマッチングされているという話ですが、ここに年収指標が加わると興味深い結果となるわけです。それは本記事内にも書いた通りです。
「恋愛弱者の男性×恋愛強者の女性」による組み合わせの夫婦の世帯年収がいちばん高いということです。これは言い換えれば、あまりモテない男性でも高年収によって、モテる恋愛強者の女性と結婚することができた、と見ることもできます。結婚においては、経済力が恋愛力を凌駕するのです。
さて、ここから先は記事には書いていませんが、もうひとつ興味深いデータの一致がありました。
恋愛強者女(モテ女)が恋愛弱者男(中間含む)と結婚している率は約17%でした。かつて、結婚生活は愛と金どっちが大事か?という設問をしたことがありましたが「金の方が大事」と回答した既婚女の割合も奇しくも17%でした。
もちろん、今回の夫婦調査とこれとでは調査時期も異なりますし、調査対象者も違いますが、だからこそ、なるほど夫婦というものはこういうものなのか、と思ったりします。断定はできませんが、愛より金という既婚女性は、恋愛強者女子だったのかもしれませんね。
既婚者の恋愛強者率を調査してわかったのは、既婚者も恋愛強者は3割程度だったという事実だけではなく、結婚というものの現実でした。