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【Z世代の働き方】フルリモート・フルフレックスでも健全な組織を維持するためのポイント

僕が経営する僕と私と株式会社は、ほぼリモート&フルフレックスで働くことができ、それぞれの特性や生き方に合わせたZ世代ならではの自由な働き方を実現しています。

自宅探しの条件に「在宅で働くこと」を意識していたり、無駄な時間を極力カットする「タイパ」(タイムパフォーマンス)を意識する傾向にあるZ世代にとって、リモート&フルフレックスの働き方は比較的合っているように思います。

でもやっぱり自由な働き方って、寂しさなども付きものなんですよね。コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及し、ワークスタイルに選択肢が生まれましたが、なんだかうまくいかないという企業の方も多いのではないでしょうか。

このnoteでは僕自身も悩んできた「フルリモート・フルフレックスでも健全な組織を維持するためにやっていること」について触れていきたいと思います。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD046KI0U2A400C2000000/

好きな場所で、好きな時間に、好きな仕事ができる会社

まず、ぼくわたで実施している「自由な働き方」がこちら。

①「リモートワーク」で、通勤時間はゼロ

ぼくわたメンバーは、北は北海道、南は沖縄まで全国各地で暮らしながら働いています。そのため、仕事のほとんどはリモートワーク。連絡はSlack、ミーティングはzoom、資料はcanvaというように、ITツールを駆使して連携をとっています。

原宿にあるカフェ(サテライトオフィス)以外には、みんなが集まるオフィスがないため、出社にかかる移動時間ゼロで働くことができるのが魅力です。

②「フルフレックス制度」で、好きな時間に働ける

「従来の会社での働き方って、時間に囚われているな」と思い導入したのが、フルフレックス制度。

ぼくわたでは仕事にかかった時間より、アウトプットが評価基準となっているため、必須のミーティングを除いて、どの時間にどのくらい働くかはそれぞれの自由です。

「午前中にはミーティングを入れない」のがルールの1つなので、朝が弱い人でも夜ふかしした翌日でも安心だったりします。

③「プロジェクトベースの働き方」で、得意を活かせる

ぼくわたのビジョンは「自分らしさを咲かせる」こと。

Z社会人になると苦手なことも率先してやらなければいけないことが多くなります。しかし、Z世代は自分らしさを重視する傾向があり、その気持ちを尊重しながら働いてもらうためにも、メンバーそれぞれの性格や特性を加味して、苦手を得意で補い合う働き方を推奨しています。

メンバーは自分の持っているスキルや得意なジャンルに合わせて、プロジェクトごとに働くことができるので、苦手なことはほとんどやらずに済み、そのぶん得意なことで能力を最大限咲かせることができます

自由を維持するために必要なのは「コミュニケーション」

そんな自由で楽しい働き方を実現するために、ぼくわたで課題となったことがありました。

それがリモートワークによる「コミュニケーション不足」。いくら報連相を徹底していても、会話が減ることで不安や不満が溜まったり、信頼関係の構築が難しくなったりするため、メンバー間のトラブルに悩んだこともありました。

そこで、Slack上でメンバーが自由に交流できる「雑談チャンネル」を設けたり、チームごとに定期的な1on1を設けたり、月に1度の締め会ではビデオONにして参加を促すなど、オンライン上での「雑談」の機会を創出。

また、オフラインで繋がりたいメンバーのために、原宿のカフェ「ボンズダイナー」とシーシャバー「suuka」を福利厚生にて無料で利用できるようにしました。

そのほかにも、定期的に食事会を設けたり、ワーケーション制度や部活動制度を取り入れることで、不足した雑談を補うようにしています。

仕事の時間はリモートでも、ときには仕事のオフラインで会って会話を愉しむことで、本音で話すきっかけや日ごろのリフレッシュにもなっていたりします。

とはいえ、自由な働き方には向き不向きがあります。リモートワークでは、仕事と私生活を自分でコントロールする必要があり、フルフレックス制度では働く時間を抑えながら、最大限の成果を出さなければならないのが現実です。

リアルなコミュニケーションを重視したり、時間をたっぷり使って働きたいという方は、無理せず定時と出社のある企業で働いたほうが結果的に幸福度が高いのではないかというのが正直なところです。

リモートワークをはじめとした新しい働き方は自由で働きやすくなるぶん、別の課題やトラブルが発生しやすくなります。でも、そんな課題を乗り越えてこれからも楽しく、そしてしっかり価値を生み出せる働き方を実施していきたいと考えています。

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僕と私と株式会社CEO
今瀧健登 (Kent Imataki)
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