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戦略や企画考える時のメモ術に関して

戦略や企画を考える一連の流れは、計画的に決まった一方向プロセスではなく、グルグルと思考を繰り返しながらつくっていくことが多いですよね。

こんな課題をみなさん抱えていませんか?

思考のメモはいろいろなところに散らばっていく‥
あれ、あの情報はどこに、あの時に閃いたことはどこにあったけ…

ここら辺の課題をどのように解決していくかを整理していきたいと思います。

ヒントをくれた本:TAKE NOTES

戦略や企画を考える思考プロセスを整理するのに「TAKE NOTES-メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる」が大きなヒントを与えてくれる内容でした。

58冊の本と複数の論文(その中でも「社会システム理論』という有名な論文を残している)社会学者ニクラス・ルーマンの生産活動を支えていた「ツェッテルカステン」という方法が紹介されています。

内容は、巷に溢れているアイデア発想術やノート術とは違い、脳の仕組みや人間の心理特性に基づいてアイデアを発展させ、形にしていくプロセスが体型立てて紹介されているため、自分自身の思考プロセスを見直すことができました。

ちなみに、こちらの記事を読むと、書籍の中で紹介されているメモ術「ツェッテルカステン」の方法は理解することができます。

メモに番号・リンクを記載=ラベリングを絶対にする

書籍からの学びを整理していきます。

■「メモに番号を振る」ことでアイデア同士がつながる
そして、メモを追加するたびに、ルーマンはツェッテルカステン内に関連するメモを探して、つながりをつくっています。

TAKE NOTES-メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる

TAKE NOTESを読んでから変わったのは、ラベリングの習慣をつくったことです。

情報をラベリングすることで、意味や文脈を整理できる

ラベリングは基本だけど、自分はできていなかったので大きく反省をしています。

ラベリングは正確である必要はないと書籍に書かれていて、なるほど‥と気づきをもらいました。

何かしらラベルを記載することで、
・脳の中で他の情報とリンクを貼って記憶を強める
・情報の文脈をつなげてアイデアが出やすい状態がつくる
といったメリットを享受できればOK。

メモには必ずラベルを貼る(他の情報とリンクをつける)原則を守るだけでも、知的生産の効率はかなり上がると思っています。



 必ずほかのカードとリンク(脳神経細胞と同じくネットワークに接続されていなければ忘れ去られる)

作成したメモをひととおり見て(いいたいことを忘れる前に、1日に1回が理想)、自分自身の研究、思考、興味にどのように関係してくるかを考えながら内容を整理して書き直します

3段階のメモを駆使 体系的に情報を整理し活用する技

良いアイデアは、既存の情報同士の結び付きだと言われます。
普段からインプットしている情報同士が結びつきやすい工夫をしているかが、企画力、戦略構築力にも繋がります。

日々の思考整理、アイデア出しのプロセスづくりの参考にして頂けたら嬉しいです!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

自分が習慣化してみたこと

参考までに自分の更新したメモルールです。

1. 思い付いたアイデアや学びはほぼ全て紙ノートに残す
※必ず1テーマ1枚で、裏側には書かない
※なるべく紙ノートにしているのは、どこに書こう…と迷わずに描き出せて、どこに書いたか…も忘れずにすむからです。
2. メモ内にタイトルと番号・他のプロジェクトやノートとのリンクを記載する
※なぜそのリンクと関係があるのかもメモをしておく
3. 寝る前や朝に、アナログノートをデジタル化する(Dropboxで写真をとり、重要な文章はnotionに書いていき、関連するプロジェクトと連携させていく)

紙のノートは、ツバメノートの正方形型に落ち着きました。
思い付いた時に開く→書く→切り離して並べるの動作がしやすく、とても満足しています。

「ツェッテルカステン」のメモ術に興味が出てきた人は、ぜひ読んでみてください!