失業率が改善しても、なかなか賃上げ圧力が高まらないのは、雇用全体の需給に「緩み」が残っている可能性があるというのは日本も同じでしょう。そもそも日本ではアベノミクス以降、高齢者や女性の労働参加率が上昇を続けています。そんな中でも失業者は190万人まで減ってますが、依然として非自発的な離職者が50万人近くも存在します。更に「適当な仕事がない」および「出産・育児、介護・看護」が理由の就業希望非労働力人口もそれぞれ100万人以上います。更に、不本意非正規労働者も失業者数を大きく上回る285万人もいますので、日本でもなかなか賃上げ圧力はかかりにくいでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDC01H26_R00C17A9000000/?dg=1

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