マーケターの役割は組織に適切な意思決定を促すこと
今日は「意思決定」をテーマに書いていきます。
どんなに良い戦略があっても、意思決定がされなければ意味を成しません。
仕事の基本プロセス
戦略を定める→意思決定する→実行する→市場組織浸透
意思決定が必要なことは誰もがわかっていることですが、世の中には間違った意思決定が多く存在すると思っています。
エイヤー!!!!!
と決めてしまっている意思決定はみなさんの周りにも多くありませんか?
マーケティングの仕事でも、理想の戦略・戦術まで考えられているのに、意思決定が促せなくて予算が確保できていない・・・ということで悩んでいるマーケターも多いのではないかと思います。
コトラーのマーケティングプラン6つの要素だと、⑤予算の部分が適切に決められていない状態のイメージです。
なるべく多くの人がハッピーになる意思決定を増やすために必要なことは何か?
はい、フレームワークです。
適切な意思決定をするためのフレームワークは組織を動かす役割があるマーケターは知っておいた方が良いと考えています。
基本的なものだけ整理しておきたいと思います。
深く学びたい方は、自分が教科書として活用している「意思決定の理論と技法」を読んでみることオススメです。
適切な意思決定をするための3ツール
この3つのプロセスで考えるだけでも、悪い意思決定を減らすことはできると考えています。
①ビジョンステートメント
最初に意思決定をする上での、大前提を言語化します。
What?
我々はこれから何をしようとしているか?
⇅
Why?
我々はなぜこれをやろうとしているのか?
⇅
Success Measures?
この努力が成功したかどうかはどうしたらわかるのか?
②マーケティングフレームワークを活用しての戦略策定
これはマーケティングトレースでも活用しているフレームワークです。
情報を構造化して、戦略の背景を含めてチーム内で共有できる状態にします。
フレームワーク分析をふまえて戦略プランを言語化できている状態にしておきましょう。ここでは複数の戦略プランをつくっておくことが大切です。
③メリットとデメリットの比較
最後に②で作成した戦略プランをメリットとデメリットで比較します。
よく見たことあるフレームワークだと思いますが、意外と意思決定する時は適当に行われていて、十分な比較検討がされていなかったりします。
意思決定に活用する3つのフレーム
①ビジョンステートメント
②マーケティングフレームワーク
③メリット・デメリット比較
以上、この基本フレームワーク3つを使うだけでも、なんとなく、とりあえず決める意思決定はなくせるはずです。
適切な意思決定を判断する6つの軸
適切な意思決定ができているかどうかをチェックする6つの軸が「意思決定の理論と技法」の中では紹介されています。
この6つの軸を自分自身、組織の意思決定に関して定期的にチェックするようにしていきたいところです。
意思決定の無駄をなくせば、無駄な仕事の多くはなくせると思っています。
マーケターは戦略を描くだけではなく、良い意思決定を促す力を磨いていきたいですね。
本日の日報は以上です。