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英語での情報収集の際に便利な4つのAIツールと活用法(翻訳・要約)

学生のみならずビジネスパーソンであっても、学ぶこと、そして英語力は大切とつくづく感じます。先日記事の中で見つけた以下の箇所がとても気になりました。小中学校での英語学習の時間が少なかったり、海外留学に消極的であることで、英語力に差が出てしまうのは損失ではないか、との危機感を感じさせられます。

(韓国では)海外の大学・大学院への留学はさらに一般的で19年に21万3000人に達した。集計方法が比較的近い日本の文部科学省の統計をみると、同年の日本人の留学生は6万1989人だ。人口が日本の半分ほどの韓国におよそ3倍の留学生がいる。
韓国語は日本語と語順も近く、同じ漢字文化でもある。英語学習で日韓は同様に不利といわれる。それにもかかわらず英語能力テスト「TOEIC」の韓国の平均点は21年に679点で、日本より100点ほど高い。

小学校英語、韓国は日本より130時間長く 海外留学3倍差
グローバル教育・政策を読む 各国に学ぶ(上)[2/20 日本経済新聞]

ここ数年でAIを活用したツールを活用することで、翻訳や要約をする方法が画期的に進化しつつあります。最近ではあまりに進化のペースが早くなっていることもあり、半年や1年程度の期間であっても、今までのやり方を覆すような新しいツールや機能が追加されていることがあります。

新年度を控える今だからこそ、自分なりの『デジタルお道具箱』をアップデートしてみてはいかがでしょうか? なにか一つでも英語力や生産性の向上のお役に立てていただければ幸いです。

1. 英語の長文記事の概要を箇条書きで要約&日本語翻訳

自動生成AIツールのChatGPTを既に利用している方も多いと思いますが、私が最も頻繁に利用している活用法をご紹介したいと思います。
文頭にまず「summrise with 3 bullet points, and translate into Japanese」と記入し、その後に長文の英文記事の全文をコピー&ペーストします。
プロンプト(指示)の英文を単語登録しておくことで簡単に一連の作業を進めることができます。
こうして作成された箇条書きの要約文をさっと読んだ上で、全文をじっくり読むべきか、読む必要がないかを瞬時に判断することができます。

2. DeepL Proのブラウザ拡張機能を利用して画面全体をページ翻訳

ChatGPTの登場により、文字制限や有料課金を求められるDeepL、或いはGoogle翻訳から乗り換える、という人もいらっしゃるかもしれません。ただ、DeepLが提供してくれるページ翻訳はレイアウトを維持した上で英文のニュース記事を日本語版のように簡単に読むことを可能にしてくれます。英語での情報収集に力を入れたい方は活用する価値のある機能であると強く思います。

Financial TimesトップページをDeepLで日本語訳したページイメージ[2023/2/22]

3. チェックしておきたいニュース情報源の更新情報を自分専用のニュースレターとして毎日決まった時刻にチェックする(MailBrew)

MailBrew(メールブリュー)は最近見つけたばかりですが、早速にお気に入りのツールとして日々活用しています。ツイート、RSS、YouTubeチャンネル、ニュースレター、Googleニュース、ポッドキャスト等、ありとあらゆる情報源の中から、自分が定期的にチェックしたいものを登録することで自分のメールボックスにまとめて届けてくれるというサービスです。
例えば毎日朝6時の1回、或いは昼12時、夕方6時のように複数回設定することもできます。複数のサイトをブックマークしておいてあちこち見て回るよりも、気になる情報源の中で重要かつ最新のものだけをさっと一覧で眺めることで時間の節約になりそうです。以前は年間96ドルの有料サービスだったのですが今年始めに無料での提供がスタートしたことも注目ポイントです。

MailBrew(メールブリュー)/ https://mailbrew.com/

4. YouTube動画の要約サービス:YouTube Summary with ChatGPT

ChatGPTを活用した様々なサービスが次々に登場しています。その中でも英語学習、英語での情報収集にとても役立つと感じるのがこちらのYouTube Summary with ChatGPT です。
ブラウザの拡張機能を追加するだけでYouTubeの右横に小さなボックスが表示されます。そこでChatGPTのアイコンをクリックするだけでYouTube動画の書き起こしテキストを自動的にChatGPTの画面にコピー&ペーストし、要約してくれます。
例えば以下のビデオではスティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学での卒業スピーチを例に、簡単に要約作成がワンクリックで生成される様子が紹介されてます。

つい最近新しく追加された機能では、要約作成時のプロンプト(指示)が編集可能になってます。例えば「5 Bullet-point Summary, then translate into Japanese :」と設定しておくと、要約を5つ箇条書きスタイルで作成し、日本語に翻訳してくれます。
以下は試しに作成したスティーブ・ジョブズ氏のスピーチの要約です。

①2005年にスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で卒業式スピーチを行った。
②彼は自分の人生から3つの話を共有した:点を繋ぐこと、愛と喪失、そして死。
③ジョブズは、自分の心と直感に従い、キャリアや個人の人生で決して妥協しないことの重要性について語った。
④彼は、飢えたままであり続け、愚かであることの価値、自分が本当に好きなことを見つけることの重要性を強調した。
⑤ジョブズは、卒業生たちに、限られた時間を最大限に活用し、自分の夢を追求する勇気を持つように呼びかけた。

Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address [2008/3/8]要約

いかがでしょうか?ChatGPTの活用法に関しては日々新しいツールや活用法がツイッター等のSNS上で紹介されていますが、どうしてもそうした情報は大手メディアでは取り上げられにくいと感じています。ツールに踊らされることなく、自分の目的に合いそうなツールや使い方を見極め、試してみるには絶好のタイミングであると強く感じます。よかったらぜひ試してみてはいかがでしょうか。


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