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マーケティング発想で公共トイレを捉え直す

日本が世界に誇れるものは何か?

最近に海外に行く機会が増えてきて、考えることが増えてきた問いです。

日本の公共トイレは世界一では?

日本には多くの誇れるものがありますが、これは間違いないと感じているのが「公共トイレ」です。

無料で、綺麗で、しかも建築までこだわっている公共トイレがあるなんて、おそらく日本だけではないでしょうか。

パリを訪れた時は、とにかくトイレの数が少なくて、やっとたどり着いた百貨店のトイレは有料で…とどれだけ日本が恵まれているかを身体で理解してきました。

公共トイレを観光資源化する流れ

帰国後に調べていて、日本の各地で公共トイレを街・観光の資源と捉える動きが出ていて素晴らしいと感じていました。

訪日客が増え、観光地や都市部では公衆トイレの充実が課題となっている。快適なトイレの不足は観光体験の質を下げる。清潔なトイレを備えた大型施設がない地方の観光地にとって、公衆トイレの質向上は避けられない。

日経新聞:公衆トイレ、1億円施設も イメチェン整備で「街の顔」 価格は語る

THE TOKYO TOILET

公共トイレをテーマとした象徴的なプロジェクトがこちら。

見たことのないような 公共トイレが渋谷区に
トイレは日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴。 渋谷区の17カ所で、順次公共トイレが生まれ変わっていきます。 それぞれのトイレには、 世界で活躍する16人のクリエイターに参画いただきました。 個性豊かなトイレをぜひご覧ください。

THE TOKYO TOILET

このようなプロジェクトは、東京だけではなく地方こそ取り組めると、
・観光立国としてのイメージ確立
・安心安全の価値を強化
することにつながるはずです。

日本のトイレ戦略をトレース

日本の公共トイレ戦略を、マーケティングミックス4P視点で海外比較してみます。

世界のトイレとマーケティング視点で比較してみて圧倒的に違いはあること、さらにトイレから派生するImpact(経済効果)もあると整理することができます。

よくパブリックスペースづくりは海外が上手だ…と言われますが、トイレをはじめとする「パブリックスペースこそ日本の魅力」にしていけるポテンシャルがあると考えています。

まずは、パブリックスペースをマーケティング発想で捉え直すことが大切だと考えています。

パブリックスペースをマーケティング視点で捉え直す思考を整理

公共とマーケティングの関係性を捉え直す

TTTプロジェクトからもわかる通り、パブリック(公共の場やサービス)をマーケティング視点で捉え直すことができると、日本全体や地域のブランド価値を高めることができると考えています。

医療や福祉などのサービスの質も、マーケティング視点で発展させる可能性を探っていきたい。

今後も、「公共とマーケティング」をキーワードに可能性を探っていきたいと思います。