マーケティング発想で公共トイレを捉え直す
日本が世界に誇れるものは何か?
最近に海外に行く機会が増えてきて、考えることが増えてきた問いです。
日本の公共トイレは世界一では?
日本には多くの誇れるものがありますが、これは間違いないと感じているのが「公共トイレ」です。
無料で、綺麗で、しかも建築までこだわっている公共トイレがあるなんて、おそらく日本だけではないでしょうか。
パリを訪れた時は、とにかくトイレの数が少なくて、やっとたどり着いた百貨店のトイレは有料で…とどれだけ日本が恵まれているかを身体で理解してきました。
公共トイレを観光資源化する流れ
帰国後に調べていて、日本の各地で公共トイレを街・観光の資源と捉える動きが出ていて素晴らしいと感じていました。
THE TOKYO TOILET
公共トイレをテーマとした象徴的なプロジェクトがこちら。
このようなプロジェクトは、東京だけではなく地方こそ取り組めると、
・観光立国としてのイメージ確立
・安心安全の価値を強化
することにつながるはずです。
日本のトイレ戦略をトレース
日本の公共トイレ戦略を、マーケティングミックス4P視点で海外比較してみます。
世界のトイレとマーケティング視点で比較してみて圧倒的に違いはあること、さらにトイレから派生するImpact(経済効果)もあると整理することができます。
よくパブリックスペースづくりは海外が上手だ…と言われますが、トイレをはじめとする「パブリックスペースこそ日本の魅力」にしていけるポテンシャルがあると考えています。
まずは、パブリックスペースをマーケティング発想で捉え直すことが大切だと考えています。
公共とマーケティングの関係性を捉え直す
TTTプロジェクトからもわかる通り、パブリック(公共の場やサービス)をマーケティング視点で捉え直すことができると、日本全体や地域のブランド価値を高めることができると考えています。
医療や福祉などのサービスの質も、マーケティング視点で発展させる可能性を探っていきたい。
今後も、「公共とマーケティング」をキーワードに可能性を探っていきたいと思います。