交通でもリープフロッグされる危機
先に投資した国が、その後に新興国で最新技術で追い抜かれることがいろいろとある。
例えば、固定電話を飛び越したモバイル/スマホであり、POS端末を飛び越したスマホペイメントである。
次の大きな飛び越し(Leap Frog)は、交通である。先日、スリランカにいったが、信号が極めて少なく、交差点でも、運転手の間のアイコンタクトと間合いと気合いで相互調整されたおり、極めて柔軟である。現地の人は、日本などに比べて遅れている、というが、そこに未来の交通を見た気がした。
なぜなら、ここから人工知能を活用した信号、車線、速度制限などに制約されない柔軟な交通システムにスムーズに発展する可能性があるからである。日本では、これらのルールや投資や維持の仕組みにより、人を罰したり、維持運営を仕事にする人がいたりしている。一旦出来たこのような仕組みを壊すのは、大変である。それに対して、ゼロから作るのは遙かに楽である。
実際にそのような動きが、下記の記事のように中国で出てきた。このままでは、新興国でどんどんこのようなことが起きる可能性が高い。
即ち日本の交通システムは、あっという間に、世界水準からみて遅れたシステムになってしまう。
残念ながら日本には危機感がないのが実情だ。
そろそろ一気に目を覚ますべき時である。望みは、日本では、時に追い込まれて一気に変わる場合がある。是非、そのような動きを盛り上げたい。
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