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成長の踊り場を感じたときにやってきた一つのこと

こんにちは!リデザインワーク代表の林です。

新卒の入社の決め手が、年収や安定性より自分が成長できるかが重要というトレンドが続いています。とても良いトレンドだと思います。
就職ではなく、就社という時代が長く続きましたが、30年後会社がどうなっているかもはや誰も予測することは出来ません。そんな時代に、自分がどこででも通用する価値ある人材であり続けることはとても大事だと思います。

就職先を確定する際に決め手となった項目を複数回答で聞いた。全体では「自らの成長が期待できる」が47.1%で最も多く、「福利厚生や手当が充実している」(37.8%)、「希望する地域で働ける」(37.0%)が続いた。

僕自身も、若いうちから裁量があり、将来の起業に向けて、早く成長をしたいとの想いを込めてリクルートに入社しました。

最初の2年は、先輩たちとの実力差に愕然とし、なんて自分は仕事が出来ないんだろうと悩みながら、がむしゃらに頑張っていました。

しかし、徐々に成果を上げられるようになり、年間のMVPを受賞したり、全社セールス表彰を受けたりする中で、すぐに自信過剰になってしまう性格もあり、「リクルートで自分が一番トップセールスだと思う」と豪語するような勘違い時期もありました。
今思い返すと、とても恥ずかしいです。

そんな状況の中で、定期的に成長の踊り場を感じる時期が出来てしまうようになりました。
仕事ができるようになると、仕事をこなせるようになってしまう部分が増えてきて、成長実感が減っていきました。猛烈な成長欲求に対して、焦りや不安を感じたりしていました。

そんな成長の踊り場を感じた時に、いつもやっていたことが一つあります。それは、社内外で、自分がすごい!と思う人と、ごはんを食べに行かせていただいたことでした。

「何を目指して今仕事をされているんですか?」
「これまでの経験でもっとも面白かった仕事は何ですか?」
「将来どうなっていたいですか?」

など、普段の会話の延長では聞かないような話をあらたまってたくさん聞かせてもらうようにしました。

そうすることで、そこまでの視界で仕事を捉えているんだとか、そのレベルで顧客価値を追求しているんだとか、将来の姿をそんな風に描いているんだとか刺激でいっぱいになります。

そうすると、直近でこなすように仕事をしていた同じ仕事内容だとしても、半年後、1年後にどこまでのレベルで仕事を仕上げるのか、何を目指して仕事に取り組むのかを変えることができ、仕事を面白く挑戦的に変えることが出来ました。

小さくても自分にとっては大きな、自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。だったなと思います。

先日ワークスリポ―トにて、「なぜ人は自主的に学ばないのか」というレポートを見て、あらためて納得感が高まりました。

https://www.works-i.com/research/works-report/item/learninitiative.pdf

大人の学びの種類は4種類あることがわかります。
仕事が挑戦的で、今の力や知識では足りない場合、「いま・ココ」については自律的に学べるのですが、その仕事をややこなせるようになってしまうと、その学びがどうしても減ってしまいがちでした。

そこで、僕がやっていたのは、「中長期キャリア」の自己変革型の学びだったんだなと思いました。自分がすごい!と思う人との対話を通じて、自分自身の足りない点や、今の仕事の目標設定や課題設定そのものをアップデートする。その結果、「いま・ココ」の仕事でも足りない力や知識が溢れ、難しい挑戦を通じて、学びや成長が加速するというサイクルだったんだなと、より整理出来ました。

流石に、自分のキャリアの途中からは、定期的に成長の踊り場を感じている場合ではないので、定期的に社内外のすごい!と思っている人とお話をしながら、自らを省みたり、仕事のレベル感やゴール設定をアップデートしながら難しい挑戦を続けて、自分自身の成長をマネジメントできているかなと思っています。

成長が大好物なので、いまだに、新卒の子たちと、1年間の成長量で競争したりして楽しんでいます。

仕事に一生懸命打ち込んだり、忙しくしていると、身近にいるすごい!と思える人と1対1でゆっくり話す時間がとれていないことはないでしょうか?

是非、成長の踊り場を感じたら、成長の踊り場を感じる前に、身近にいるすごい!と思える人とゆっくり話す機会を作ってみてください!

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林 宏昌(リデザインワーク・スキルキャンバス代表)
経営戦略、人事戦略、働き方について、自身の経験を通じて得た気づきや学びを書いていきます。フォローしてもらえると喜びます! リクルートにて営業→経営企画室長→広報ブランド推進室長→働き方変革推進室長→リデザインワークを創業+ベーシック取締役COO+情報イノベーション大学客員教授