【読書感想文】岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。
岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。 (ほぼ日ブックス)をちょっと泣きそうになりながら読みました。
働くことに対する姿勢を正してくれる本だった。
忘れないうちにメモをしておこうと思う。
テーマはクリエイティビティ(創造的な仕事)とは何か?
目の前のことを「面白がる力」を磨くこと
え、こんな発想あるの!こんなアウトプットつくってしまったの!?
という人と出会うと共通していることがある。
それは、
自分の仕事を楽しそうに、面白そうに語り、動いていること。
岩田さんの言葉からも、プログラミングも経営もその他の交流も、誰よりも面白がって、ニコニコしながら取り組まれていた姿が思い浮かんだ。
クリエイティビティは面白がる力と比例するのではないかと考えている。
ほぼ日・糸井さんがインタビュー記事にて、ビジネスデザイナーの濱口さんと、岩田さんを会わせたかったと言っているのが印象的。
岩田さんが昔、おもむろにパソコンを取り出して、高年齢層が集まるコマ劇場に『脳トレ』を置いたら、ものすごくにぎわっている、という写真を見せてくれたことがあって。「ちょっと糸井さん、これ見てください!」と、嬉しそうに見せてくれたんですけど。濱口さんが先日の対談で、開発に加わったおむつ(ネピアWhito)を折りたたんでいるときの嬉しそうな顔とすごく似てたんですよ(笑)。
岩田さんは「おかげさまで、はかどりました」と言われるのが無上の喜びだった~糸井重里さんに聞く、任天堂元社長の岩田聡さん
自分自身が「面白がる力」が欠けてしまい、論理的に分析するだけの視点では、人が喜ぶ・面白がるアイデアなんて出てくるはずがない。
共感するビジョンや、浸透する戦略には「面白さ」があり、その面白さの背景には、考えている人が「面白がっている」という構造があるのだと思う。
そういえば、ビジネスデザイナー濱口さんがTwitterで面白がる力についてつぶやいて、糸井さんが、「ぜんぶないといけないんだよなー。」とリプしていた、
機能性だけでは差別化がはかれない=持続的な成長が難しい時代。
目の前のことを面白がる力こそ、生き抜く力なのだと思う。
目の前の人の「お役に立つ」こと
もう一つ、岩田さんの言葉で印象に残ったこと。
わたしはずっと前から、
「自分が誰かと仕事をしたら
『つぎもあいつと仕事をしたい』と言わせよう」
というのがモットーだったんです。
それは自分のなかにつねに課していたつもりです。
だって、もうあいつとはごめんだ、とは
言われたくないですからね。
岩田さんは、とにかく「お役に立つこと」をモットーとしていたと書籍の中で数回紹介されている。
「自分は 、ほかの人がよろこんでくれるのがうれしくて仕事をしている 。それはお客さんかもしれないし 、仲間かもしれないし、仕事の発注者かもしれないけど、とにかくわたしはまわりの人がよろこんでくれるのが好きなんです 。まわりの人がしあわせそうになるのが自分のエネルギーなんです 」
自分の仕事で、目の前の人の「お役に立てているか?」
基本だけど忘れがち。
大きなビジョンとか戦略も大事だけど・・・
人のお役に立つこと
ここに自信をもってイエスと答えられるような仕事をしていきたい。
クリエイティビティ=面白くて人の役に立つコトを生み出す力
クリエイティビティという何となく誰もが憧れる言葉がある。
岩田さんの言葉に触れて、クリエイティビティとは、面白くて人の役に立つコトを生み出す力なのだと、岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。を読んで思った。
ちなみに、ほぼ日のサイトから本を購入すると、岩田さんの似顔絵キーホルダーがもらえる購買導線になっている。
岩田さんも喜び、読者も喜び、ほぼ日も喜ぶ、素晴らしいアイデア。
このクリエイティビティが、ほぼ日が生み出すコンテンツの尊敬するところ。
自分自身の仕事にクリエイティビティ=面白くて人の役に立つ要素を大切にできているか?
小さくても大きくても、人の役に立つ仕事。
小さくても大きくても、人を面白がらせる仕事。
そのために、
小さくても大きくても、自分自身が面白がること。
誰かに喜んでもらって自分も嬉しい。
誰かが楽しんでいるのをみて自分も楽しい。
なんとなく子供の時にあった感覚を仕事で取り戻していきたいと思う。
3連休のお時間ある時にぜひ、オススメです。