マーケターがレオナルド・ダ・ヴィンチから学びたいこと
今日は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」をテーマに書きます。
学生時代に「万能の天才」というキーワードに憧れ、レオナルド・ダ・ヴィンチの伝記や手記を読み漁りました。
オススメなのはこの2冊。
最近、たまたま本を読み返していて、実はレオナルド・ダ・ヴィンチからマーケターが学べることあるな・・と感じました。
万能の天才と言われるレオナルド・ダ・ヴィンチですが、仕事への向き合い方が本当に素晴らしいので、ぜひ紹介させてください!!
マーケターという曖昧性が高く、抽象度が高い仕事をする上で、何かしらのヒントになると思います!
レオナルド・ダ・ヴィンチからの学び3つ
①肩書きに捉われない・専門性に捉われずに真実を追求すること
②自分を売り込み続けること
③何でも試してみること
①肩書きに捉われない・専門性に捉われずに真実と成果を追求すること
レオナルド・ダ・ヴィンチの当時の肩書きは「軍事技師」「音楽家」「建築家」「庭園デザイナー」「医師」・・・芸術家と一括りにできない多様な仕事をこなしていたようです。
どの分野の仕事でも、科学的な思考と芸術的な思考を往復して、真実を追求し、その都度求められる成果以上の仕事をしていたとのこと。
どの分野でもレオナルド・ダ・ヴィンチの仕事は下記の点をバランス良く抑えて仕事をしている印象があります。
・歴史上解明されていない(誰も真実を知らない)
・自分自身が知りたくて仕方がない(好奇心・知識欲に従う)
・相手が求めている(仕事として成果が求められている)
万能の天才は、芸術家として自由奔放に仕事をしていたわけではなく、一つひとつ求められる仕事に対して、自分のポリシーをもち、圧倒的な成果を出し続けていたことがわかります。
自分の専門領域に閉じこもっていないか?
自分はネット広告運用が専門だから、この業界の専門家だから・・・と肩書きに捉われ領域を決めてしまうことは、自分の創造性にブレーキをかけてしまっているのと同じ。
マーケターと名乗るのであれば、専門分野はどうでも良い。
どんなアウトプットと市場・組織に対してインパクトを出すのか?
という問いに集中すると、良い仕事ができると思うのです。
②自分を売り込み続けること
レオナルド・ダ・ヴィンチが生きた時代は、芸術家という職業が確立されていなかった。だから、仕事をもらい、食べていくためには自分自身を売り込む必要があったとのことです。
下記はダ・ヴィンチの自薦状10項目です。
仕事がなかった時に、自分はこれができる!こんなアイデアをもっている!任せてくれ!と大きな仕事と向き合っていたようです。
一、とても軽量で丈夫で、持ち運びできる橋のアイデア
二、攻城戦で役に立つ数々の攻撃用兵器
三、砲撃が不可能な城を攻略する方法
四、散弾を放つ、持ち運び容易な大砲
五、敵に気づかれれることなく抜け穴を掘る方法
六、装甲に覆われた戦車
七、これまでにない火器、大砲の類
八、砲撃が不可能な場合に役立つ投石機など
九、砲撃に耐える船のアイデア
一〇、平和時には、建築、土木、彫刻、壁画を
一緒に仕事をする相手に、自分は何ができ、どんなアイデアをもっているかを伝え、強みを活かした仕事をする機会を創り出す。
これは仕事の基本だなと思います。
自分のポートフォリオをもち、最高の仕事をする機会を勝ち取れているか?
もう一度自分に問いかけたいところでえす。
貪欲に自分を売り込み、もらった仕事で圧倒的な成果を出す。
後世に名を残す偉人たちの仕事は、このシンプルなことを継続的にやってきただけなのかもしれないですね。
③何でも試してみること
レオナルド・ダ・ヴィンチは実験癖=なんでも試してみる好奇心に溢れていたようです。
だからレオナルドは、何でも試してみなければ気がすまない。ふくらませた革袋を手にして飛び降り、山に登り、死体を解剖する。彼にはさまざまな実用的な結果も求められていたので、そのつどしつこく実験をくり返す。
現代の科学の礎を築いたのがレオナルド・ダ・ヴィンチ。
この、何でも試し、自分の五感で確認し、真実に迫っていく姿勢があるからこそ、仕事の精度を高めることができるということを学べます。
何度かくり返していつも同じ結果が得られれば、そこで初めて"解決法を得た"と述べよ、とレオナルドは説く
インターネットにより、情報を探すコストが下がっている現代だからこそ、自分で試し、本当に正しい結論を導き出すことの価値があるのだと思います。
マーケター は一次情報にあたれ!
先日にツイートしたこと。
ダ・ヴィンチさんを見習い、もっともっと実験して、納得して、真実を追求する思考ができるようになろうと思います。
レオナルド・ダ・ヴィンチからの学びまとめ
もっともっと学べることだらけですが、さらっとまとめた要点は3つです。
①肩書きに捉われない・専門性に捉われずに真実を追求すること
②自分を売り込み続けること
③何でも試してみること
社会人になって改めてダ・ヴィンチの伝記を読み返すと、「万能の天才」も、徹底的に仕事の質にこだわることで、学び、後世に残す作品をつくってきたことが理解できました。
マーケティングの仕事も、右脳と左脳の両方をフル回転させ、1次情報にあたって真実を追求して、自分を売り込みながら仕事の機会をつくり、社会を動かしていくことが大切!!!
レオナルド・ダ・ヴィンチに追いつけるよう、明日からも頑張りたいと思います。
本日の日報は以上です。