芸の肥やし、仕事の肥やしとしての趣味
自分の美容事情に興味がある奇特な人はいないとは思いますが、ここ1年ほど内田聡一郎さんという美容師さんに髪を切って頂いています。
実力や人気もさることながら、「内田さんに髪を切ってもらうと自分の事業が上向きになる」という自分内のジンクスがあるからです(他の美容師さんに切ってもらう時期もはさみましたが、その時期は実際に仕事のモチベーションがイマイチ低かった)。
業界のトップランナーの方の「気」をもらうことで、良いお仕事を呼び込むための願掛け的なものもあるのかもしれません(スピリチュアル……)
https://www.wwdjapan.com/525444
仕事人としてのあり方がかなり独特で尊敬しているので、髪を切りにいきつつも半分コンサル的に内田さんの仕事の仕方を教わりに行っている部分があります。
「趣味」で自分に本業以外のタグを付ける
内田さんは美容師として業界トップながら、アニメやアイドルや音楽などサブカルチャーに異様に精通している&DJとしても活躍している&元々カリスマ読者モデル&個人作品としてかなりエッジの立ったヘアカットも手がけている……と美容師以外の「タグ」がめちゃくちゃ多いことが特徴で、なるほど〜〜、といつも勉強をさせていただいてます。
内田さんは当時まだ爆発的にブレイクする前だった「ももいろクローバー」に猛烈にハマった時期があり、ガチな追っかけがきっかけでアイドルとのネットワークが広がり、今では「でんぱ組」の皆様など著名なアイドルを顧客として持つように。また、カルチャー系のバックグラウンドと確かなカット技術により多くの固定客を抱える人気スタイリストです。
実際、自分も内田さんを知ったのは、自分がこれまでにお仕事を依頼したこともあるプロダクトデザイナーの池内啓人さんとのコラボレーションが面白いなと思ったのがきっかけだったので、自分の本業とは異分野のカルチャーとコラボレーションできる人は流入経路が広くて強いよな……と感じます。(美容・ファッション業界のことはまったくわからないのですが、クリエイティブな作品が面白いなと思って髪を切りにいった)
https://instagrammernews.com/detail/1076764615232203349
本業をしっかり頑張って実績を出すのは大事ですが、それだけだと自分のいる業界に閉じてしまったり外部の人とのコラボレーションがどうしても少なくなってしまうので
風通し良く、なおかつオリジナリティの高い存在でいるためには、自分の好きなことを色々と追求していく姿勢が大事なのだと内田さんから学んでいます。幸か不幸か趣味を仕事にしてしまったため、仕事以外の趣味がなかったのですが、
まずは極道・任侠映画でも観てみようかなと思います(前から興味があった)。