FIREムーブメントは終わったのか
2022年の米国株の暴落から、あれだけ燃え上がっていたFIREムーブメントは冷や水をかけられてしぼんだように見える。
誰もがこう思ったことだろう。
だが、投資でFIREを目指して諦めた人に声を大にして言いたい。
その認識は大きく間違っている。
1)4%ルールでFIREしてる人はいない
先日新年会で、Twitterで出会ったFIRE界隈の人たちと会ってきた。
げんきさん、ぱすたおさん、ぱせいおさん、おもちさん、ゆきみずさん、くっつーさん、じんべいさん、ぽいすけさん、たおさん、りゅうさん と、TwitterやYoutubeのFIRE・投資に関する情報発信で名をはせている皆さんだ。
たしかに彼らにも投資で上手くいった一面があることは否めない。
だが、話を聞いていると、誰一人として投資額の4%を毎年取り崩しながら生きている人なんて誰一人いないのだ。
誰もが口を揃えてこう言う。
では、彼らはどのようにして生活の糧となるお金を稼いでいるのかというと、皆YouTubeやアフィリエイト、不動産など、会社以外の収入源を手にして退職しているのだ。
投資での収益はあくまでもオマケ。それよりも自分の好きなことで、かつ会社員の時の何分の一かの労力でお金を生み出し続けているのだ。
FIRE生活をVlogで配信しているYouTuberのげんきさんは、2022年の収益がどれほどあったのかを自身の動画で公開している。詳細は動画参照ということにするが、「楽しく稼ぐ」、これがFIREのあるべき姿なのだろうと思う。
2)FIREに大切なこと
結局FIREに大切なことは、自分の力でお金を稼げるカテゴリを見つけること。
みな、会社員をしながらそうした副業にチャレンジし、副業で稼げる額が1万円から5万円、10万円・・・と大きくなっていく。そしていつしか副業収入が会社からもらう給料と並んだときに、「本業はかけてる時間の割に儲からないな」、「どっちが副業か分からないな」と感じて会社を飛び出しているように思う。
僕はこれまで著書の中でも次のように述べている
ぼーっとして何もしないイメージのあるリタイヤと違い、まさにFIREとは自分の好きなことで生きていく「第2の人生」の始まりなのだ。
3)FIREムーブメントは終わらない
FIREという言葉は、たしかに一時期よりも耳にすることは少なくなったように感じる。
だが、Twitterを覗くとまだまだFIREを目指している人は多いし、周りにもFIREしている人はたくさんいる。前述のようにしっかりと自分の収入基盤を固めてから会社員を卒業しているので、たかだか米国株が少し下がったくらいでは、誰もびくともしていない。
こうした状況を見ると、まだFIREムーブメントは終わっていない。
それどころか、僕はこれからも多くの人に、こんなに素晴らしい世界があるんだということを知ってもらいたいと感じている。
一度FIREした人たちと話してみてほしい。
人生感が変わるということを体感できるだろう。
4)FIREの追体験
書籍は、リスクや時間をとらずに著者の追体験ができる。
今セール中のKindle Unlimitedなら無料で読めるので、ぜひ手に取ってみてほしい。