「UberEATS」は都心の生活に溶け込みつつある
Uber社が提供するフードデリバリーサービス「UberEATS」のカバンを持ったデリバリーをしている若者を、港区や千代田区の路上でよく見かけるようになってきました。
普段食べ慣れているレストランから自宅への宅配をお願いできるので、外出できない・したくない状況下においては、とても便利なサービスです。
中国では以前から「美団外売」と「Ele.me(餓了麼)」によって、同様のサービスが提供されており、レストラン宅配が生活に普及していくことで、カップラーメンの売上を落とすほどの影響力があると言われるようになってきています。
ただし、まだ日本では認知率含めて完全に普及している状態ではなく、さらなる普及にはいくつかの改善が必要だと思っています。
まず、価格に関してですが、配送料が掛かるのは理解できるのですが、レストランで食べる時と比べて割高だと感じるお店と、料金が変わらないと感じるお店が混在しているため、細かい金額を気にしない人には良いのですが、食費に一定の規律を持っている人は注意して利用しないといけないというエクスペリエンス上の問題があります。
また、詳述はしませんが、注文時に使用するスマートフォンのアプリがまだこなれておらず、注文になれない人にとっては使いづらいポイントが多々あります。
さらに、注文を間違えて届けられた場合などのサポート体制は完全にはリアルタイム対応でないため、不安があり、ビジネスや慶弔事などで利用するにはハードルが高いです。
しかしながら、多くのお店から同一のエクスペリエンスで配達を依頼できるというサービスは、生活の質を一気に高める可能性を秘めているのも事実です。さらなるエクスペリエンス改善に期待をしています。
サービスエリア内にお住まいでまだ利用したことがない方は、外にいる時でも頼めるので、仲間内のお花見で利用してみるのはいかがでしょうか?
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO15150870R10C17A4000000