そんなに忙しくて、子供の才能に気づいてあげられるの?問題

今回は、子供の才能すごい…けど、忙しくても全部ナイスレシーブしてあげられる?という話です。

子供達の才能って本当にえげつなくて、突如現れるので、親としては一滴も溢さずレシーブしたい!と思うものだと思います。そう思う真面目さ、讃えたい。でも、真剣になりすぎるあまり、不安になったりする人も多いようです。

よく、「そんなに忙しくしてて、細かいことちゃんと気がついてあげられるの?」と(意地悪な意味でなく、私にもできるかしら?という雰囲気で)質問されることがあります。

全部の確率で気づいてあげられてるか…はわかりませんが、やりようはある!やれる限り…!と試行錯誤すること6年なので、そこを掘り下げてみたいと思います。

⓪前提として、難しく考えない方が良さそう

いきなり拍子抜けするような前提ですが、不安な気持ちを抱えて緊張して捉えるより、気軽に賞賛、陽気に、ご機嫌に!進行する方がうまく行くと信じています。才能の片鱗の表れとかって、1回しかないことじゃないので、リラックスして視野を広くしていた方が良さそう。

子育ては緩急だ!と感じていて、見るときにカッと集中することは大事です。そして、こちらが「見ていて気がつく」受け入れ環境がどうかより、気付いたときに才能の片鱗に対して、「伸ばすために即行動」できるかの方が大事な気がしています。すなわち、気が付いてあげるために一緒に過ごす時間の長さが問題でもない(ということにしている)。

自分と子供だけで向き合っていても気がつきづらいというのもあります。他の子や、兄弟といるから気づかせてもらえることもたくさんあります。なので、保育園いってるから見る時間少なくてわかんない、子供がたくさんいるとひとりひとり対話する時間がない=見逃すではなさそうです。

①みんなと違うのはチャンス

私は、仕事で展示のキュレーションをしていたり、ものづくりをする人のサポートをしたりしているので、絵を描いたりものを作っている子供達の作品を見ると、「キラリ」はある程度見えたりします(数見てるからわかるというだけです)。

となると、自分の得意分野だとそういう目で見れるのに、まったく知らない分野だと気が付けないのかもしれない、と思うわけです。そして、わからない分野のことだと、「もしかして、うちの子のやってること、みんなと違う…?」と思ったりするのかもしれないなと。

でも、そこで自分のわかる分野のものを見てやはり思うのは、
みんなと違うのは高い確率でチャンス!ということなんです。
「みんなと違う」が変なのってことはない!そういえば、もう令和でした。

みんな特別、みんな変。
by ベスト・オブ・エルモア・ストリームの歌(日本語版)フル

ついでに言うと、自分の子供が「え、これすごくない?!」と思っているときの謙遜ももうしなくていいんじゃないかと思います。

「翠川さんて娘さん息子さんのことすごいって普通に外でもいいますよね笑」といわれたことが何度もあるんですが、そのことについては、教育のプロである保育園の先生に褒められたこともあります。「お母様が、人に自分の得意なことを大したことないといってるのを子供達が聞いていると、例え謙遜でそう言っているだけだとしても、そうなんだと思ってしまう。家でも外でも褒めてもらえるの嬉しいと思いますよ」って。親バカかよ、自慢かよ、と思われるかもしれないけど、そのくらい良いよね、だって事実だし、と思っております笑。

ちなみに、「みんなと違う」種類は

・完成度(技術とやりきる集中力)
・視点(瞬発的な独自性)
・世界観(継続的な独自性)

なのかなと思っています(翠川調べ)。

私個人の話で言うと、小器用なので作品とか年の割に上手にできてるんじゃないか?!と自分ながら思ってたんですけど表彰されたこととか一度もなくて、褒められるのは作文と、紙芝居をつくったときだけでした。明らかに視点が評価されてましたね…ちゃんと見てる大人からはやっぱりわかられていたんだなという実体験。

②一発当てるより小さな成功体験を重ねる方が役立ったりする

これは、何も学年一の才能に気づいてあげられなかったらどうしよう?!という話じゃなくて、相対的に見つけた才能=ちょっと得意くらいのことに対してアクションしてあげた方が良いんじゃないかという考え方です。

得意なことやる→成功しやすい→成功する→次回も成功するイメージ
を繰り返すと自己肯定感が高まっていきます。

子供の頃から、小さくても良いので成功する体験(失敗したことになりづらい体験)をたくさんしておくと、何かにトライするときに成功するイメージしか湧かないので、自己暗示の力はすごくて成功する確率が上がります。

例えば、うちの長女は、

ダンスをするときの何気ない手の動きの滑らかさがすごかった

振り付けを先生のように完璧にやりたい派であることに保育園の運動会で気づいた

見学させたらやりたいというのでバレエを習い始める

市民会館で上演する舞台のオーディションを受ける機会が!「う、受けてみたい!(震)」というのでど緊張の中受けてみる

受けた子全員合格(受けたい!といえたこと大賞賛!!!)

「受かった!!!!さすが私!」という成功体験

また頑張る(イマココ)

というような経験を重ねています。才能があるかどうかでいうと、プロのダンサーになるような才能や体格であるわけではないですが、良い体験をさせていただいて、一生懸命レッスンを受ける姿には本当に親ながら毎度胸を打たれています。

子供達の何気ない才能は本当にすごいと思いますし、がんばってるお母さんもお父さんも、力を抜いて気付いたときに都度行動に移せるといいと思うのです…!

今日は8月31日、小学生は明後日から新学期ですね。

夏休みの自由研究はもしかしたら、「みんなと同じにしよう」が薄れて、才能が浮き彫りになるチャンスかも。そして、みんなの「小さな得意」がたくさん溢れているかも!そういう目で、いいところを伸ばしつつ、自分大丈夫かも!と思える強さが育っていったらいいですよね。

パパママ先生も、新学期。お互い讃えあっていきましょう…!

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