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稲盛名誉会長から受け取ったもの

下記の日経の記事のように、京セラ創業者である稲盛名誉会長がご逝去されました。各界を代表するような方々がコメントをされていますが、僕も稲盛名誉会長からはたくさんのものをいただきました。

1.稲盛名誉会長の教え

たくさんのものをいただいた…と言いましたが、実際には直接お会いしてお話したことはありません。

ただ京セラグループの一員として、京セラフィロソフィの研修でビデオ越しにその教えを拝聴したり、毎日の朝礼でフィロソフィ手帳を拝読することで、稲盛名誉会長の思いを日々体感できたと感じます。

稲盛名誉会長の経営哲学は、マクロな視点からミクロな視点まで、実に多岐に渡っていました。時には経営者のあるべき姿/考え方に触れ、時には現場に落ちているネジ一本まで意識を尖らせる。経営とはどうあるべきかという正解のない問いに対し、ひたむきに「人として何が正しいか」を基本として考えることを教えていただきました。

僕は17年間京セラグループに所属し、退職してから5年ほど経ちましたが、京セラフィロソフィの内容はいまだに頭に残っています。これは「覚えている」というよりは、「体に染みついている」と言った方が正しいように思います。

たとえば僕は今でこそ「貯蓄をしてFIREを達成した」などと言っていますが、どれだけ収入が増えても生活が華美にならなかったのは、京セラフィロソフィにあった、「倹約を旨とする」という教えのおかげだったのではないかと感じます。

また転職して仕事が大変なときも、「もうダメだというときが仕事の始まり」、「地味な努力を積み重ねる」、「自ら燃える」など、僕を支えてくれたのは京セラフィロソフィだったように思います。

このように、京セラフィロソフィは仕事だけに限らず、私生活全般において、大いに人生の指針となってくれました。京セラフィロソフィに出会えたことを本当に感謝します。

そしてこれからの人生でも、まだまだ京セラフィロソフィにお世話になることでしょう。

これからの僕は、会社員という枠を外れて生きていくわけですが、次のフィロソフィを心に留め、しっかりと目標や夢を持ち、そこに向かって真摯に努力する日々を送っていきたいと思います。

・一日一日をど真剣に生きる
・夢を描く
・心に描いたとおりになる

稲盛名誉会長、本当にありがとうございました。


2.参考

(1)ロジカルシンキングの本
25歳で京セラグループの経営企画室に所属し、ロジカルシンキングを学んだ経験から下記書籍を書きました。Kindle Unlimitedでもお読みいただけます。

(2)FIREするための考え方(ビフォーFIRE)の本
夫婦で子育てをしながらFIREをする本は今までなかったため、「ないなら自分で書こう!」と思い、40代でFIERした経験を電子書籍(Kindle Unlimited)にしています。

(3)FIREした人は本当に幸せなのか(アフターFIRE)の本
FIREはしたいけど、いざ会社を辞めることを考えると不安が先行する。その不安を取り除く特効薬は、実際にFIREした人がどのように感じているのかを知ること。そこで僕がFIRE後によく聞かれた質問をまとめました。(Kindle Unlimited対象)


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寺澤伸洋@FIREしたビジネス書作家
最後まで読んでくださって、ありがとうございました! これからも楽しみながら書き続けていきます!