地道に継続することでしか結果は出ない
ナイキの新しい社長が話題です。売り場の販売員のアルバイトからはじめて32年かけて社長になったようです。
2011年に起業してからもうかれこれ13年になりますが、地道にやること、長期的視点をもって経営することを意識してきました。
結果が出るまでには本当に時間がかかります。しかしながら多くの人は、途中で適当な理由を並べ立てて諦めてしまいます。
極論言えば、継続さえできれば、正しい努力を積み重ねることさえできれば、ある程度の結果は必ず出せると思うのです。
実は昨日は、経営している会社の株主総会でした。
現在は24店舗の眼鏡屋を経営していますが、2014年に1店舗目をオープンしました。その1店舗目のオープン時に販売員として入社してくれた社員が昨日取締役に就任しました。もう10年になります。
ナイキの社長までは32年、我々のような社員80人ぐらいの中小企業の役員まで10年。確かに短い年数ではありませんがやり続ければ結果はついてくるものです。
特に人の成長に関して言うと、人というのは、直線的にも、階段状にも成長していかない、という話で、山あり谷ありを経ながら、成長を遂げていくものです。この成長曲線の原則を分かってないから、成長の途上であるのに関わらず、もったいない転職をする人が出てきます。例えば、上司としては経験を積ませようという意図で、慣れない仕事を任せているのに、短絡的に、この仕事は向いてないんじゃないか、自分には才能がないんじゃないか、転職したほうがいいのかもしれない、とネガティブに捉えてしまう人が多いです。
結果が出ていないとき、苦しいときも含めて地道に継続して積み上げていくしかないです。
人事以外のマーケティングや製品開発などに関しても、振り返ってみると会社に大きなインパクトを与えてくれたものは、地道に積み重ねてきたもので、短期的な流行を追ったものは失敗したり、長くは続かなかったものがほとんどでした。
地道に継続できること、は当たり前のように聞こえますが経営者、経営、キャリア等の本質と断言できます。