クラウド時代こそ超小型パソコンか

長い周期でやってくる超小型パソコンブーム。古くはIBM PC110(通称ウルトラマンPC)や東芝Librettoシリーズからはじまり、Sony VAIO C1など、手のひらでWindowsが動く「パームトップPC」という流れがあった。筆者は非常にそのガジェット感が大好きで、いま挙げたすべてを所有していたことがある。Librettoの裏蓋をカットして内蔵HDDを大容量にしたり、(当時はまだ珍しかった)Linuxを動かしてみたりしたことのある読者も多いのではないか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Palm_Top_PC_110

https://ja.wikipedia.org/wiki/リブレット_(パーソナルコンピュータ)

https://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-C1MSX/

何が魅力的かというと、巨大なブラウン管が鎮座していたデスクトップ全盛の時代において、手のひらにギュッと濃縮されたテクノロジーの塊という趣がマニアごころをくすぐり、ある種の万能感が得られる(気がする)感覚がたまらなかった。

しかしながら当時は常にHDD容量の悩みをかかえ、また今のようにデータ通信機能も貧弱であったため、本格的に仕事で使おうとすると「帯に短したすきに長し」という状況で、一握りのマニアの楽しみにすぎなかったと思う。

そのような中で、久しぶりにおっと目を引く超小型パソコンが登場した。クラウドファンディングで資金調達をしていたので、目にした方もいらっしゃるかもしれないが、「GDP WIN2」がそれである。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO33332070U8A720C1000000?channel=DF090220166689&style=1&n_cid=NMAIL007

「どこでもゲームができる」というコンセプトの商品であるが、実際にはWindows10を搭載しているため普段使いのアプリケーションが大体動作する。もちろんサイズからするとキーボードの利用は厳しいかもしれないが、ネットサーフィンやクラウドにおいてある資料を閲覧したりするのには十分であろう。昔に比べてローカルの保存容量を気にせず、見たいときにクラウドを参照すればよいので非常に可能性が広がる。

Windowsの本家であるマイクロソフト自身もこの流れに乗り、「Surface Go」という新商品を発表した。全社をあげてクラウドへのトランスフォーメーションを進めているだけあって、Office365製品群との相性も良いだろう。また、携帯電話のデータ通信機能を内蔵したLTEモデルの投入も予定されているとのことだ。このカテゴリはiPadが先行しているが、Macのフルアプリケーションが利用できないことで用途が限定的になってしまっている方も多いのではないだろうか(といっても、iPadのアプリもかなり増えてきているが)。

今後のモバイルのトレンドは「いつでもどこでもフル機能(通信つき)」になっていくのだろうか。個人的にも目が離せないし、期待でワクワクしている。

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-go/8v9dp4lnknsz?activetab=pivot:overviewtab

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